急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分外 ラットのLD50値 (OECD TG 401) として、> 5,000 mg/kg (SIDS (2006)) に基づき、區(qū)分外とした。
経皮
GHS分類: 區(qū)分外 ラットのLD50値 (OECD TG 402) として、> 2,000 mg/kg (SIDS (2006)) に基づき、區(qū)分外とした。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。 なお、ラットのLC50値 (4時間) として、> 1,811 mg/m3 (換算値:1.811 mg/L) (SIDS (2006)) との報告があるが、この値のみで區(qū)分を特定することはできない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 區(qū)分外 ウサギを用いて本物質(zhì)の原液を24時間適用した皮膚刺激性試験 (OECD TG 404) で刺激性は認められず、したがって本物質(zhì)は皮膚刺激性を示さないとの記載 (SIDS (2006)) に基づき、區(qū)分外とした。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 區(qū)分外 ウサギの眼刺激性試験 (OECD TG 405) において刺激性が認められず、したがって本物質(zhì)は眼刺激性を示さないとの記載 (SIDS (2006)) に基づき、區(qū)分外とした。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない モルモットの皮膚感作性試験 (optimisation試験) で感作性なしの報告があるが、OECDテストガイドラインに準拠した試験ではない (SIDS (2006))。ヒトに対する情報として、24~50才の50人の被験者 (白人、男性26人、女性24人) に9回貼付後に誘発したパッチテストで、1例も皮膚感作性が認められなかったとの報告がある (SIDS (2006)) が、陰性のデータは當該報告の1件のみのため、データ不足のため分類できないとした。
生殖細胞変異原性
GHS分類: 分類できない In vivoでは、マウスの優(yōu)性致死試験で陰性、チャイニーズハムスターの骨髄細胞を用いた小核試験、染色體異常試験で陰性 (SIDS (2006))、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性である (SIDS (2006))。以上より、ガイダンスに従い分類できないとした。
発がん性
GHS分類: 分類できない ヒトの発がん性に関する情報はない。実験動物ではラット、又はマウスの2年間経口 (混餌) 投與試験で投與に関連した腫瘍発生の増加はみられていない (SIDS (2006))。しかしながら、既存分類結(jié)果はなく、吸入経路など経口以外の経路での発がん性情報もないため、デ-タ不足のため分類できないとした。
生殖毒性
GHS分類: 區(qū)分2 ラットを用いた経口経路 (混餌投與) での2世代生殖毒性試験において、F0、F1親動物には高用量 (5,000 ppm) で、體重増加抑制と摂餌量減少 (F0)、肝臓相対重量増加 (F0, F1)、小葉中心性肝細胞肥大 (F1) などがみられたが、生殖能への影響は認められなかった。しかし、F1、F2児動物には5,000 ppm で生時の腹當たりの生存児數(shù)の減少 (F1)、生後4日以降の生存率の低下 (F1, F2) がみられ、次世代の発生?発達への影響が示された (SIDS (2006))。一方、妊娠ラット、又は妊娠マウスの器官形成期に1,000 mg/kg/dayまで強制経口投與したが、ラットの試験で母親動物に摂餌量減少、胎児に軽微な発生影響 (胎児體重低値、骨化遅延) がみられたのみであった (SIDS (2006))。 以上、ラット2世代試験で親動物の一般毒性発現(xiàn)用量で次世代への発生?発達影響がみられたことから、本項は區(qū)分2とした。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。本物質(zhì)のヒトでの単回ばく露のデータはない。なお、動物実験ではラットを用いた本物質(zhì)の単回吸入ばく露試験で區(qū)分1のガイダンス値範囲の濃度である0.5 mg/L/4時間で、立毛と腹臥位が認められたとの報告、及びラットの単回経口投與試験で區(qū)分2超の 5,000 mg/kgで下痢、鎮(zhèn)靜、呼吸困難、円背位が認められたとの報告がある (いずれもSIDS (2006))。
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
GHS分類: 分類できない ヒトに関する情報はない。 実験動物では、ラットを用いた吸入毒性試験、ラット、マウス、イヌを用いた混餌での反復投與毒性試験等のデータがあり適応反応と考えられる肝細胞の肥大、肝ミクロゾーム系酵素増加等がみられているが (SIDS (2006))、區(qū)分2までの範囲內(nèi)で分類根拠となる影響がみられていない。したがって分類できない。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。