急性毒性
経口
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
経皮
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固體である。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、ガイドラインに準拠した試験ではないが、ウサギの皮膚に本物質の15%溶液0.5 mLを10~30日間反復投與しても皮膚刺激性は認められなかったとの記載 (DFGOT vol.18 (2002)) がある。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、ガイドラインに準拠した試験ではないが、ウサギを用いた眼刺激性試験で本物質約0.1 g適用時に軽度の発赤がみられたが、24時間後には回復したとの記載 (ECHA登録情報 (Access on November 2017)) がある。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。なお、ウサギを用いて本物質の15%溶液0.5 mLを10~30日間右側腹部に毎日適用し、適用終了から10日後に本物質の25%溶液0.5 mLを左側腹部に適用した感作性試験で、充血を伴う腫脹を生じたとの報告があるが、刺激の可能性を排除できず評価はできないとの記載 (DFGOT vol. 18 (2002)) がある。なお、EU CLP分類において本物質はSkin Sens. 1, H317 に分類されている (ECHA CL Inventory (Access on August 2017))。
生殖細胞変異原性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。In vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陽性結果が記載されている (CPDB (Access on January 2018)) が、詳細不明のため分類に使用しなかった。
発がん性
GHS分類: 區(qū)分1B 染料の製造工程において、本物質や他物質 (o-トルイジン含む) にばく露された作業(yè)者では、膀胱がんのリスクの上昇が示されたとの記述がある (PATTY (6th, 2012)、IARC Suppl. 7 (1987))。実験動物ではラットに強制経口又は混餌投與した試験で、肝臓腫瘍 (悪性腫瘍) の他、肺、皮膚、乳腺の腫瘍の増加がみられた (IARC 4 (1974)、IARC Suppl. 7 (1987)) との報告、及びイヌの経口投與でも肝細胞がん及び肺腫瘍の増加がみられた (IARC Suppl. 7 (1987)) との報告がある。IARCは発がん性の証拠はヒトで不十分、実験動物では十分あるとして、グループ2Bとした (IARC Suppl. 7 (1987))。その他、EUがCarc. 1Bに (ECHA CL Inventory (Access on August 2017))、日本産業(yè)衛(wèi)生學會が第2群Bに (許容濃度の勧告 (2016): 1991年提案) 分類している。 以上、実験動物2種で肝臓腫瘍を含め複數(shù)臓器に腫瘍発生がみられていること、及びEUの分類結果を基に、本項は區(qū)分1Bとした。
生殖毒性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。