急性毒性
経口
ラットLD50値:1450mg/kg、1640mg/kg (BUA 217, (2000))。(GHS分類:區(qū)分4)
経皮
ラットLD50値:>2000 mg/kg [guideline 84/449/EEC: GLP](BUA 217 (2000))。なお2000 mg/kgで動物の死亡は見られていない。(GHS分類:區(qū)分外)
吸入
吸入(粉じん/ミスト):ラットLC50値: >2.8 mg/L/4h [OECD TG 403: GLP](BUA 217 (2000))。なお、原文中にエアゾールと記載されているので粉じん/ミストと判斷した。 (GHS分類:データ不足で分類できない。)
吸入(蒸気): データなし(GHS分類:分類できない)
吸入(ガス): GHSの定義における固體である。(GHS分類:分類対象外)
皮膚腐食性?刺激性
純品または工業(yè)品をウサギの皮膚に適用した試験において刺激性を生じなかった(BUA 217 (2000))。(GHS分類:區(qū)分外)
眼に対する重篤な損傷?刺激性
ウサギの眼に適用した場合、工業(yè)品では僅かな刺激を生じたが、純品ではそのようは影響はなく、機械的刺激による赤みが一過性に見られたのみであった(BUA 217 (2000))。(GHS分類:區(qū)分外)
呼吸器感作性又は皮膚感作性
皮膚感作性:當(dāng)該物質(zhì)に関しては皮膚炎や濕疹の患者コホートまたは職業(yè)的にばく露された労働者を?qū)澫螭趣筏恳邔W(xué)調(diào)査において、パッチテストで明瞭な陽性反応が見られたとする多數(shù)の報告(BUA 217 (2000))。さらに、皮膚炎を発癥したヒトがパッチテストで當(dāng)該物質(zhì)に対し明らかな陽性反応を示したとする複數(shù)の癥例報告(BUA 217 (2000))。(GHS分類:區(qū)分1)
呼吸器感作性:データなし(GHS分類:分類できない)
生殖細胞変異原性
ラットに腹腔內(nèi)投與による骨髄細胞および末梢網(wǎng)狀赤血球を用いた小核試験(體細胞in vivo変異原性試験)において陽性(BUA 217 (2000))。マウスに腹腔內(nèi)投與による骨髄を用いた姉妹染色分體交換試験およびラットに腹腔內(nèi)投與による肝臓を用いたDNA損傷試験(いずれも體細胞in vivo遺伝毒性試験)においても陽性(BUA 217 (2000))。in vitro試験ではエームス試験で陽性(NTP DB (Access on Jul. 2009))。(GHS分類:區(qū)分2)
発がん性
IARCではグループ2B(IARC Suppl.7 (1987))、日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會では2B(産衛(wèi)學(xué)會勧告, 1991提案)。なお、雄ラットに104週間混餌投與した試験で、対照動物にはみられなかった肝臓腫瘍が発生し(IARC 8 (1975))、ラットに週2回生涯にわたり腹部皮膚に塗布した試験でも対照動物にみられなかった皮膚腫瘍が観察された(IARC 8 (1975))。(GHS分類:區(qū)分2)
生殖毒性
雌ラットに7~35日間混餌投與後、発情周期が完全に抑制(BUA 217 (2000))。染色溶剤アミノアゾベンゼンがマウスで奇形を誘発する(Birth Defects (3rd, 2000))。(GHS分類:データ不足のため分類できない。)
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(単回ばく露)
ラットに0.023~2.8 mg/Lを4時間吸入ばく露(粉じん/ミスト)した試験(OECD TG 403: GLP)において、用量依存的なメトヘモグロビン濃度の増加に加え、中?高用量群(0.341~2.8 mg/L)で癥狀として徐呼吸、チアノーゼが観察された(BUA 217 (2000))。また、チアノーゼはラットに2000 mg/kgの経皮投與試験(guideline 84/449/EEC: GLP)でも観察されている(BUA 217 (2000))。(GHS分類:區(qū)分2(血液))
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(反復(fù)ばく露)
ラットに35~41日間混餌投與により0.1%(90日換算:約20 mg/kg/day)の用量で、赤血球成熟障害を伴う溶血性貧血、ハウエルジョリー小體の形成ならびに肝臓、脾臓および腎臓におけるヘモジデリン沈著、肝臓の小葉中心性ヒアリン変性が観察されている(BUA 217 (2000))が、対照群がない1用量のみの試験で試験法に欠陥があり、証拠として不十分である(BUA 217 (2000))。(GHS分類:データ不足で分類できない。)
吸引性呼吸器有害性
データなし。(GHS分類:分類できない)