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安全データシート

フェニルヒドラジン

改訂日:2024-01-24版番號:1

1. 化學品及び會社情報

製品識別子

  • 製品名: フェニルヒドラジン
  • CB番號: CB9216819
  • CAS: 100-63-0
  • EINECS番號: 202-873-5
  • 同義語: フェニルヒドラジン

物質(zhì)または混合物の関連する特定された用途、および推奨されない用途

  • 関連する特定用途: 寫真薬?農(nóng)薬?染料中間體,醫(yī)薬品(アンチピリン)原料
  • 推奨されない用途: なし

會社ID

  • 會社名:Chemicalbook
  • 住所:北京市海淀區(qū)上地十街匯煌國際1號棟
  • 電話:400-158-6606

2. 危険有害性の要約

GHS分類

分類実施日(物化危険性及び健康有害性)
GHS改訂4版を使用
H31.3.15、政府向けGHS分類ガイダンス (H25年度改訂版 (ver1.1):JIS Z7252:2014準拠) を使用
物理化學的危険性
引火性液體   區(qū)分4
健康に対する有害性
急性毒性(経口)   區(qū)分3
急性毒性(経皮)   區(qū)分2
皮膚腐食性及び皮膚刺激性   區(qū)分2
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性   區(qū)分2A
皮膚感作性   區(qū)分1
生殖細胞変異原性   區(qū)分2
発がん性   區(qū)分1B
特定標的臓器毒性 (単回ばく露)   區(qū)分1(血液系)
特定標的臓器毒性 (反復(fù)ばく露)   區(qū)分1(血液系)
分類実施日(環(huán)境有害性)
環(huán)境に対する有害性はH18年度、GHS分類マニュアル(H18.2.10版)を使用
環(huán)境に対する有害性
水生環(huán)境有害性(急性)   區(qū)分1

2.2 注意書きも含むGHSラベル要素

絵表示
GHS06GHS08GHS09
注意喚起語
危険
危険有害性情報
H227 可燃性液體。
H301 + H311 + H331 飲み込んだ場合や皮膚に接觸した場合や吸入した場合は有毒。
H315 皮膚刺激。
H317 アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ。
H319 強い眼刺激。
H341 遺伝性疾患のおそれの疑い。
H350 発がんのおそれ。
H372 長期にわたる、又は反復(fù)暴露による臓器 (全身毒性) の障害。
H400 水生生物に非常に強い毒性。
注意書き
安全対策
P201 使用前に取扱説明書を入手すること。
P202 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
P210 熱、高溫のもの、火花、裸火及び他の著火源から遠ざけること。禁煙。
P260 ミスト/蒸気を吸入しないこと。
P264 取扱い後は皮膚をよく洗うこと。
P270 この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。
P271 屋外又は換気の良い場所でだけ使用すること。
P272 汚染された作業(yè)衣は作業(yè)場から出さないこと。
P273 環(huán)境への放出を避けること。
P280 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を著用すること。
応急措置
P333 + P313 皮膚刺激又は発しん(疹)が生じた場合:醫(yī)師の診斷/手當てを受けること。
P337 + P313 眼の刺激が続く場合:醫(yī)師の診察/手當てを受けること。
P370 + P378 火災(zāi)の場合:消火するために乾燥砂、粉末消火剤 (ドライケミカル) 又は耐アルコール性フォームを使用すること。
P391 漏出物を回収すること。
P301 + P310 飲み込んだ場合:直ちに醫(yī)師に連絡(luò)すること。
P302 + P352 + P312 皮膚に付著した場合:多量の水と石けん(鹸)で洗うこと。 気分が悪いときは醫(yī)師に連絡(luò)すること。
P304 + P340 + P311 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し,呼吸しやすい姿勢で休息させること。 醫(yī)師に連絡(luò)すること。
P305 + P351 + P338 眼に入った場合:水で數(shù)分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを著用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
P308 + P313 ばく露又はばく露の懸念がある場合:醫(yī)師の診察/手當てを受けること。
保管
P403 換気の良い場所で保管すること。
P403 + P233 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。
P405 施錠して保管すること。
廃棄
P501 內(nèi)容物/容器を承認された処理施設(shè)に廃棄すること。
専門的な使用者に限定。

2.3 他の危険有害性

なし

3. 組成及び成分情報

  • 化學物質(zhì)?混合物の區(qū)別: 化學物質(zhì)
  • 化學特性(示性式、構(gòu)造式 等): C6H8N2
  • 分子量: 108.14 g/mol
  • CAS番號: 100-63-0
  • EC番號: 202-873-5
  • 化審法官報公示番號: 3-470
  • 安衛(wèi)法官報公示番號: -

4. 応急措置

4.1 必要な応急手當

一般的アドバイス
応急措置擔當者は自分が暴露しないよう、適切な防護を行う。 この安全データシートを擔當醫(yī)に見せる。
吸入した場合
吸入後は新鮮な空気を吸うこと。ただちに醫(yī)師の診察を受けること。 呼吸停止時はただちに人工呼吸を?qū)g施し、必要に応じて酸素も吸入する。
皮膚に付著した場合
皮膚に接觸した場合: すべての汚染された衣類を直ちに脫ぐこと。 皮膚を流水/シャワーで洗うこと。 直ちに醫(yī)師を呼ぶ。
眼に入った場合
眼に觸れた後は多量の水ですすぐこと。 眼科醫(yī)の診察を受けること。 コンタクトレンズをはずす。
飲み込んだ場合
飲み込んだ場合は水を飲ませる(多くても2杯)。ただちに醫(yī)師の診察を受けること。1時間以內(nèi)に治療が受けられないという例外的な狀況のみ、嘔吐させ(相手に完全に意識のある場合のみ)、活性炭(10%懸濁液に20~40g)を投與してできるだけ早く醫(yī)師の診察を受ける。

4.2 急性癥狀及び遅発性癥狀の最も重要な徴候癥狀

もっとも重要な既知の徴候と癥狀は、ラベル表示(項目2.2を參照)および/または項目11に記載されている

4.3 緊急治療及び必要とされる特別処置の指示

データなし

5. 火災(zāi)時の措置

5.1 消火剤

使ってはならない消火剤
本物質(zhì)/混合物に対する消火剤の制限なし
適切な消火剤
水 泡 二酸化炭素(CO2) 粉末

5.2 特有の危険有害性

炭素酸化物
窒素酸化物(NOx)
炭素酸化物
窒素酸化物(NOx)
可燃性。
蒸気は空気より重く、床に沿って広がることがある。
高熱で空気と反応して爆発性混合物を生じる
火災(zāi)時に有害な燃焼ガスや蒸気を生じるおそれあり。

5.3 消防士へのアドバイス

自給式呼吸器がある場合のみ危険區(qū)域に留まってもよい。安全なゾーンまで離れるか適切な保護衣を著用して、皮膚に觸れないようにすること。

5.4 詳細情報

容器を危険ゾーンから移動させて水で冷やすこと。 ガス/蒸気/ミストを水スプレージェットで抑える(除去する)。 消火水が、地上水または地下水のシステムを汚染しないようにする。

6. 漏出時の措置

6.1 人體に対する注意事項、保護具及び緊急時措置

救急隊員以外への助言: 蒸気、エアゾールを吸入してはならない。 觸れないようにすること。 十分な換気を確保する。 熱や発火源から遠ざける。 危険なエリアから避難し、緊急時手順に従い、専門家に相談のこと個人保護については項目 8 を參照する。

6.2 環(huán)境に対する注意事項

物質(zhì)が排水施設(shè)に流れ込まないようにする。

6.3 封じ込め及び浄化の方法及び機材

排水溝に蓋をすること。こぼれたら集めて結(jié)合させ、ポンプですくい取る。 物質(zhì)の制限があれば順守のこと (セクション 7、10參照) 液體吸収剤(例. Chemizorb? )で処置すること。 正しく廃棄すること。関係エリアを清掃のこと。

6.4 參照すべき他の項目

廃棄はセクション13を參照。

7. 取扱い及び保管上の注意

7.1 安全な取扱いのための予防措置

安全取扱注意事項
換気フードの下で作業(yè)すること。吸い込まないこと。 蒸気やエアロゾルが生じないようにすること。
火災(zāi)及び爆発の予防
炎、熱および発火源から遠ざける。靜電気放電に対する予防措置を講ずること。
衛(wèi)生対策
汚した衣類はただちに替えること。予防的な皮膚保護を講じること。本物質(zhì)を取り扱った後は手と顔を洗うこと。注意事項は項目2.2を參照。

7.2 配合禁忌等を踏まえた保管條件

保管クラス
保管クラス (ドイツ) (TRGS 510): 6.1A: 可燃性、急性毒性カテゴリー1および2 / 猛毒性危険物
保管條件
密閉のこと。 換気のよい場所で保管する。 鍵をかけておくか、資格のあるまたは認可された人のみが出入りできる場所に入れておく。光に敏感である。 不活性ガス下に貯蔵する。 空気に反応する。

7.3 特定の最終用途

項目1.2に記載されている用途以外には、その他の特定の用途が定められていない

8. ばく露防止及び保護措置

8.1 管理濃度

コンポーネント別作業(yè)環(huán)境測定パラメータ
TWA: 0.1 ppm - 米國。 ACGIH限界閾値(TLV)

8.2 曝露防止

適切な技術(shù)的管理
汚した衣類はただちに替えること。予防的な皮膚保護を講じること。本物質(zhì)を取り扱った後は手と顔
を洗うこと。
保護具
眼/顔面の保護
NIOSH(US)またはEN 166(EU)などの適切な政府機関の規(guī)格で試験され、認められた眼の
保護具を使用する。 保護眼鏡
皮膚及び身體の保護具
本推奨は、當社発行の安全データシート,に記載されている製品およびその指定の使用法のみに
適用される。溶解、他の物質(zhì)との混合、およびEN374に記載の逸脫條件での使用については、
CE認証手袋のサプライヤに問い合わせのこと(例. KCL GmbH, D-36124 Eichenzell, Internet:
www.kcl.de)
フルコンタクト
材質(zhì): ブチルゴム
最小厚: 0.7 mm
破過時間: 480 min
試験物質(zhì):Butoject? (KCL 898)
本推奨は、當社発行の安全データシート,に記載されている製品およびその指定の使用法のみに
適用される。溶解、他の物質(zhì)との混合、およびEN374に記載の逸脫條件での使用については、
CE認証手袋のサプライヤに問い合わせのこと(例. KCL GmbH, D-36124 Eichenzell, Internet:
www.kcl.de)
飛沫への接觸
材質(zhì): クロロプレン
最小厚: 0.65 mm
破過時間: 120 min
試験物質(zhì):KCL 720 Camapren?
身體の保護
保護衣
呼吸用保護具
気化ガス/エアロゾル発生時に必要 次の規(guī)格に準拠しているフィルター式呼吸器保護具を推奨し
ます。DIN EN 143、DIN 14387および使用済み呼吸器保護システムに関連する他の付屬規(guī)格。
環(huán)境暴露の制御
物質(zhì)が排水施設(shè)に流れ込まないようにする。

9. 物理的及び化學的性質(zhì)

物理的狀態(tài)

形狀
固體(単斜晶系プリズム)又は液體
無色
臭い
情報なし
臭いのしきい(閾)値
情報なし
pH
情報なし

融點?凝固點

19.5 ℃(ICSC (2005)、Merck (2013)) 19.6 ℃(SAX'S (2000)、SRC) 23 ℃(混觸危険ハンドブック (1997))

沸點、初留點及び沸騰範囲

243.5 ℃(分解)(Merck (2013)、SAX'S (2000)、SRC) 241~242 ℃(混觸危険ハンドブック (1997))

引火點

88 ℃(ICSC (2005)、混觸危険ハンドブック (1997))

蒸発速度(酢酸ブチル=1)

情報なし

燃焼性(固體、気體)

情報なし

燃焼又は爆発範囲

情報なし

蒸気圧

10 Pa(20 ℃)(ICSC (2005)) 0.026 mmHg(25 ℃、実測値)(SRC)

蒸気密度

3.7(ICSC (2005)、SAX'S (2000))

比重(相対密度)

1.0978(20℃/4℃)(Merck (2013)、SAX'S (2000)、混觸危険ハンドブック (1997)) 1.0986(20℃/4℃)(HODOC (1989)) 1.1(ICSC (2005))

溶解度

水: 127000 mg/L(25 ℃、実測値)(SRC) 水: 1.45 g/100mL(25 ℃)(ICSC (2005)) その他の情報: アルコール、エーテル、クロロホルム、ベンゼンと混和。石油エーテルに難溶、希釈酸に可溶。(Merck (2013))

n-オクタノール/水分配係數(shù)

log Kow = 1.25(実測値)(SRC、ICSC (2005))

自然発火溫度

174 ℃(ICSC (2005)、混觸危険ハンドブック (1997))

分解溫度

243.5 ℃(Merck (2013)、SAX'S (2000))

粘度(粘性率)

情報なし

10. 安定性及び反応性

10.1 反応性

高熱で空気と反応して爆発性混合物を生じる
引火點より下のおよそ15ケルビンからの範囲は危険とみなされている。

10.2 化學的安定性

標準的な大気條件(室溫)で化學的に安定。

10.3 危険有害反応可能性

次により発熱反応を生じる
強酸化剤
硫化物
金屬酸化物
次との反応で爆発のおそれ
金屬酸化物
ハロゲン化炭化水素
有機ハロゲン化合物
フッ化ペリクロリル
表面活性物質(zhì)

10.4 避けるべき條件

強力な熱

10.5 混觸危険物質(zhì)

データなし

10.6 危険有害な分解生成物

火災(zāi)の場合:項目5を參照

11. 有害性情報

急性毒性

経口
【分類根拠】 (1)より、區(qū)分3とした。
【根拠データ】 (1)ラットのLD50値:188 mg/kg(ACGIH(7th, 2001)、PATTY(6th, 2012)、NICNAS IMAP(Accessed Jun. 2018)、厚労省初期リスク評価書(2013))
経皮
【分類根拠】 (1)より、區(qū)分2とした。
【根拠データ】 (1)ウサギのLD50値:90 mg/kg(PATTY(6th, 2012)、厚労省初期リスク評価書(2013))
吸入:ガス
【分類根拠】 GHSの定義における液體である。
吸入:蒸気
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
吸入:粉じん及びミスト
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。なお、(1)、(2)は飽和蒸気圧(98.7 ppm)を超えるためミスト狀態(tài)と考えられるが、いずれもばく露時間の記載がないため分類に利用できない。
【參考データ等】 (1)ラットのLC50値:2.745 mg/L(610 ppm)(CICAD 19(2000)) (2)マウスのLC50値:2.093 mg/L(465 ppm)(CICAD 19(2000))

皮膚腐食性及び皮膚刺激性

【分類根拠】 (1)~(4)より、多くの所見は刺激性を示しており、區(qū)分2とした。
【根拠データ】 (1)フェニルヒドラジン塩酸塩粉末に偶発的にばく露した労働者の接觸部位(腕)において、表面紅斑と水泡性の皮膚隆起が見られたとの報告がある(CICAD 19(2000)、NICNAS IMAP(Accessed Jun. 2018))。 (2)フェニルヒドラジン塩酸塩粉末に偶発的にばく露した労働者の接觸部位(手袋や靴を介しての手や足)において、複數(shù)の火傷や小さな水皰が見られたとの報告がある(CICAD 19(2000)、NICNAS IMAP(Accessed Jun. 2018))。 (3)ヒトへの刺激性が複數(shù)報告されているとの情報がある(DFGOT vol.11(1995))。 (4)ウサギ、ラット、モルモットを用いた動物試験データにおいて、高い頻度で皮膚刺激(紅斑)を生じており、一部に壊死と脫落(sloughing)が観察されたとの報告がある(Fundam Appl Toxicol. 1987, 8(4), 583-94)。
【參考データ等】 (5)厚生労働省は、本物質(zhì)に対して刺激性/腐食性があると結(jié)論づけている(厚労省初期リスク評価書(2013))。 (6)EU CLPでは本物質(zhì)をSkin Irrit. 2に分類している。

眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性

【分類根拠】 (1)、(2)より、區(qū)分2とした。なお、細區(qū)分可能な情報は得られていないため、舊分類から區(qū)分を変更した。
【根拠データ】 (1)ウサギを用いた眼刺激性試験で本物質(zhì)を適用したところ、重度の化膿性結(jié)膜炎が認められたとの報告がある(CICAD 19(2000))。 (2)フェニルヒドラジン及び特にその塩酸塩は眼刺激性を示すとの情報がある(DFGOT vol.11(1995))。
【參考データ等】 (3)厚生労働省は本物質(zhì)の眼に対する重篤な損傷性/刺激性について、「なし」と結(jié)論している(厚労省初期リスク評価書(2013))。 (4)EU CLPでは本物質(zhì)をEye Irrit. 2に分類している。

呼吸器感作性

【分類根拠】 データ不足のため分類できない。なお、呼吸器感作性を示唆する情報(1)もあるが、詳細不明のため分類判斷には用いなかった。
【參考データ等】 (1)本物質(zhì)を使用中の部屋に入った途端に呼吸器誘発によるアレルギー癥狀の再発がみられたとの報告がある(DFGOT vol. 11(1995))。

皮膚感作性

【分類根拠】 (1)~(5)より、區(qū)分1とした。
【根拠データ】 (1)本物質(zhì)の皮膚感作性は、化學工業(yè)の労働者、実験技師、學生、化學者に対する臨床癥狀と疾患の経過によって実証されているとの報告がある(DFGOT vol.11(1995))。 (2)被験者(1名)の腕にフェニルヒドラジン結(jié)晶を適用するパッチテストを?qū)g施したところ、適用部位において18時間後に顕著な紅斑と浮腫が発生し、30時間後に水皰が形成され、54時間後には痂皮が形成されたとの報告がある(CICAD 19(2000))。 (3)フェニルヒドラジン及びその塩の固體又は水性溶液への皮膚適用後に、過敏癥の反応がみられたとの報告がある(CICAD 19(2000))。 (4)既知の皮膚感作物質(zhì)であるヒドラジンに既に感作されている被験者は、本物質(zhì)を含むヒドラジン誘導體にも感作される、いわゆる交差感作に係る報告がある(CICAD 19(2000))。 (5)モルモットを用いた皮膚感作性試験では、7/8匹に感作を生じさせ、2/7匹は中~強程度の反応、5/7匹は弱~中等度の反応がみられたとの報告がある(DFGOT vol. 11(1995)、Br J Ind Med. 1967, 24(3), 189-202)。
【參考データ等】 (6)厚生労働省は本物質(zhì)を皮膚感作性ありと結(jié)論している(厚労省初期リスク評価書(2013))。 (7)EU CLPでは本物質(zhì)をSkin Sens. 1に分類している。

生殖細胞変異原性

【分類根拠】 (1)、(2)より、區(qū)分2とした。
【根拠データ】 (1)In vivoでは、マウス骨髄を用いた染色體異常試験及び小核試験で陽性、マウス末梢血赤血球を用いた小核試験で陽性、マウスの肝臓及び肺のアルカリ溶出試験で陽性、ラット肝臓のDNA付加體試験で陽性の報告がある(ACGIH(7th, 2001)、PATTY(6th, 2012)、DFGOT vol. 11(1998)、CICAD 19(2000)、厚労省初期リスク評価書(2013)、NICNAS IMAP(Accessed Jun. 2018))。 (2)In vitroでは、細菌の復(fù)帰突然変異試験、哺乳類培養(yǎng)細胞を用いた染色體異常試験、同小核試験、同遺伝子突然変異試験、げっ歯類の初代肝細胞を用いた不定期DNA合成試験で陽性の報告がある(ACGIH(7th, 2001)、PATTY(6th, 2012)、DFGOT vol. 11(1998)、CICAD 19(2000)、厚労省初期リスク評価書(2013))
【參考データ等】 (3)本物質(zhì)は國による変異原性試験(細菌を用いた復(fù)帰突然変異試験、哺乳類培養(yǎng)細胞を用いた染色體異常試験)の結(jié)果、強い変異原性が認められ(安衛(wèi)法既存化學物質(zhì)変異原性試験結(jié)果(Accessed Jun. 2018))、「変異原性が認められた化學物質(zhì)による健康障害を防止するための指針」の対象物質(zhì)に指定されている(厚労省 職場のあんぜんサイト(Accessed Jun. 2018))。

発がん性

【分類根拠】 発がん性に関して、利用可能なヒトを?qū)澫螭趣筏繄蟾妞悉胜ぁ?(1)、(2)より本物質(zhì)の発がん性の証拠は動物種1種に限られているが、複數(shù)の試験で悪性腫瘍を含む腫瘍性病変が認められ、かつ1試験で雌雄に影響が認められていること、及びEUの分類結(jié)果も踏まえて、區(qū)分1Bが妥當と判斷した。なお、厚生労働省も本物質(zhì)は「ヒトに対しおそらく発がん性がある」と結(jié)論している(厚労省初期リスク評価書(2013))。
【根拠データ】 (1)マウスに1 mg/匹/day(50 mg/kg/day相當)を42週間経口投與後に肺に悪性腫瘍及び総腫瘍の発生頻度増加がみられた(CICAD 19(2000)、ACGIH(7th, 2001)、DFGOT vol. 11(1989)、PATTY(6th, 2012)、厚労省初期リスク評価書(2013))。 (2)マウスに本物質(zhì)塩酸塩を100 ppmの濃度で生涯飲水投與した試験で、雌雄ともに血管腫瘍(血管腫、血管肉腫)の発生頻度増加がみられた(ACGIH(7th, 2001)、DFGOT vol. 11(1989)、PATTY(6th, 2012)、厚労省初期リスク評価書(2013))。 (3)國內(nèi)外の分類機関による既存分類では、ACGIH がA3(ACGIH(7th, 2001))、EU CLPではCarc. 1Bに分類している。
【參考データ等】 (4)マウスに最初5週間は0.5 mg、その後0.25 mgで全體では40週間経口投與(5日/週)した試験では、有意な腫瘍性影響はみられていない。本試験では顕著な貧血が生じたため、高用量投與で試験を?qū)g施できなかった(ACGIH(7th, 2001)、PATTY(6th, 2012)、DFGOTvol.11(1995))。

生殖毒性

【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
【參考データ等】 (1)妊娠17~19日のラットを用いた腹腔內(nèi)投與による試験では、7.5 mg/kg/dayの投與により胎児の死亡率が増加したが、親動物への影響は不明であった(NICNAS IMAP(Accessed Jun. 2018))。 (2)妊娠18~19日のラットを用いた腹腔內(nèi)投與による試験では、15 mg/kg/dayの投與により胎児の死亡率が増加したが、親動物への影響は不明であった(NICNAS IMAP(Accessed Jun. 2018))。

特定標的臓器毒性(単回ばく露)

【分類根拠】 (1)、(2)より、區(qū)分1(血液系)とした。(4)より、単回ばく露ではないが、イヌの急性影響から想定される標的臓器毒性のうち、肝臓、腎臓、脾臓への影響は溶血性貧血による二次的影響と考えられる。また、精巣への影響は重篤な毒性に起因した全身狀態(tài)の悪化を反映した非特異的な所見の可能性が考えられ、いずれも標的臓器としなかった。
【根拠データ】 (1)本物質(zhì)のヒトにおける急性中毒癥の主な影響はメトヘモグロビン血癥である(DFGOT vol. 11(1998))。 (2)ヒトで液化フェニルヒドラジンに経皮ばく露後に皮膚を洗浄したにも関わらず、赤血球破壊による溶血性黃疸など全身癥狀がみられたとの癥例報告がある(厚労省初期リスク評価書(2013))。
【參考データ等】 (3)動物種、用量は不明であるが、本物質(zhì)の急性影響は神経毒性、チアノーゼ、低體溫、血尿、嘔吐、痙攣、肝臓及び腎臓の変性様変化であるとの記述がある(ACGIH(7th, 2001))。 (4)イヌに20~40 mg/kgを2日間経口投與した結(jié)果、溶血性貧血、赤血球中にハインツ小體、血尿、メトヘモグロビン血癥、脾腫、肝肥大、曲尿細管におけるヘモグロビンの充満を伴う腎肥大、さらに精子形成低下が認められたとの報告がある(ACGIH(7th, 2001)、PATTY(6th, 2012)、厚労省初期リスク評価書(2013))。

特定標的臓器毒性(反復(fù)ばく露)

【分類根拠】 (1)~(3)より、區(qū)分1(血液系)とした。なお、(4)、(5)はばく露時間やばく露期間が不明のため、分類に利用できない。
【根拠データ】 (1)経皮及び吸入経路を介した職業(yè)ばく露により、溶血性貧血がみられたとの複數(shù)の事例がある(ACGIH(7th, 2001)、PATTY(6th, 2012))。 (2)ボランティアに本物質(zhì)の塩酸塩を30 mg/day(0.4 mg/kg)の用量で8日間経口投與後に輸血赤血球の溶血が0~10%のレベルで生じたとの報告がある(DFGOT vol. 11(1998))。 (3)赤血球増多癥の治療に本物質(zhì)を100 mg/dayの用量で経口投與中に黃疸、貧血及び浮腫が副作用としてみられたとの報告がある(DFGOT vol. 11(1998))。
【參考データ等】 (4)ラットに1.5 mg/m3の濃度で3~4ヵ月間吸入ばく露後に血液パラメータの軽度な変化を認めたとの報告がある(DFGOT vol. 11(1998))。 (5)ラットに21 mg/m3を6ヵ月間吸入ばく露後に血液毒性を認めたとの報告、及び210 mg/m3の短期ばく露(ばく露期間不明)では死亡例が生じ、血液毒性に加えて、肝臓、脾臓、及び脳に変性様変化を認めたとの報告がある(DFGOT vol. 11(1998))。

吸引性呼吸器有害性

【分類根拠】 データ不足のため分類できない。

12. 環(huán)境影響情報

12.1 生態(tài)毒性

魚毒性
LC50 - Danio rerio (ゼブラフィッシュ) - 0.16 - 0.25 mg/l - 96 h
(OECD 試験ガイドライン 203)
ミジンコ等の水生無脊
EC50 - Daphnia magna (オオミジンコ) - 2 - 5 mg/l - 48 h
椎動物に対する毒性
備考: (外部MSDS)
微生物毒性
EC50 - Photobacterium phosphoreum (フォトバクテリウム‐ホスホレウム) -
175.2 mg/l - 1 h
備考: (IUCLID)

12.2 殘留性?分解性

生分解性
結(jié)果: 97 % - 易分解性。
(OECD 試験ガイドライン 301E)

12.3 生體蓄積性

データなし

12.4 土壌中の移動性

データなし

12.5 PBT および vPvB の評価結(jié)果

化學物質(zhì)安全性評価が必要ではない/行っていないため、PBT/vPvB評価データはない。

12.6 內(nèi)分泌かく亂性

データなし

12.7 他の有害影響

データなし

13. 廃棄上の注意

13.1 廃棄物処理方法

製品
內(nèi)容物及び容器は、関連法規(guī)及び各自治體の條例等の規(guī)制に従い、産業(yè)廃棄物として適切に処理すること。

14. 輸送上の注意

14.1 國連番號

ADR/RID (陸上規(guī)制): 2572    IMDG (海上規(guī)制): 2572    IATA-DGR (航空規(guī)制): 2572

14.2 國連輸送名

ADR/RID (陸上規(guī)制): PHENYLHYDRAZINE
IMDG (海上規(guī)制): PHENYLHYDRAZINE
IATA-DGR (航空規(guī)制): Phenylhydrazine

14.3 輸送危険有害性クラス

ADR/RID (陸上規(guī)制): 6.1    IMDG (海上規(guī)制): 6.1    IATA-DGR (航空規(guī)制): 6.1

14.4 容器等級

ADR/RID (陸上規(guī)制): II IMDG (海上規(guī)制): II IATA-DGR (航空規(guī)制): II

14.5 環(huán)境危険有害性

ADR/RID: 該當 IMDG 海洋汚染物質(zhì)(該當?非該當): IATA-DGR (航空規(guī)制): 非該當
該當

14.6 特別の安全対策

なし

14.7 混觸危険物質(zhì)

15. 適用法令

労働安全衛(wèi)生法

名稱等を表示し、又は通知すべき危険物及び有害物(法第57條、施行令第17條別表第3第1號並びに施行令第18條及び第18條の2別表第9) 強い変異原性が認められた化學物質(zhì)

化學物質(zhì)排出把握管理促進法 (PRTR法)

第一種指定化學物質(zhì)(法第2條第2項、施行令第1條別表第1)

消防法

第4類引火性液體、第三石油類非水溶性液體(法第2條第7項危険物別表第1)

大気汚染防止法

有害大気汚染物質(zhì)(中央環(huán)境審議會第9次答申)

16. その他の情報

略語と頭字語

ADR: 道路による危険物の國際輸送に関する歐州協(xié)定
CAS: ケミカルアブストラクトサービス
EC50: 有効濃度 50%
IATA:國際航空運送協(xié)會
IMDG: 國際海上危険物
LC50: 致死濃度 50%
LD50: 致死量 50%
RID: 鉄道による危険物の國際運送に関する規(guī)則
STEL: 短期暴露限度
TWA: 時間加重平均

參考文獻

【1】労働安全衛(wèi)生法 ウェブサイト https://www.mhlw.go.jp
【2】化學物質(zhì)審査規(guī)制法(化審法)https://www.env.go.jp
【3】化學物質(zhì)排出把握管理促進法(PRTR法) https://www.chemicoco.env.go.jp
【4】NITE化學物質(zhì)総合情報提供システム (NITE-CHRIP)https://www.nite.go.jp/
【5】カメオケミカルズ公式サイト http://cameochemicals.noaa.gov/search/simple
【6】ChemIDplus、ウェブサイト http://chem.sis.nlm.nih.gov/chemidplus/chemidlite.jsp
【7】ECHA - 歐州化學物質(zhì)庁、ウェブサイト https://echa.europa.eu/
【8】eChemPortal - OECD 化學物質(zhì)情報グローバルポータル、ウェブサイトhttp://www.echemportal.org/echemportal/index?pageID=0&request_locale=en
【9】ERG - 米國運輸省による緊急対応ガイドブック、ウェブサイトhttp://www.phmsa.dot.gov/hazmat/library/erg
【10】有害物質(zhì)に関するドイツ GESTIS データベース、ウェブサイトhttp://www.dguv.de/ifa/gestis/gestis-stoffdatenbank/index-2.jsp
【11】HSDB - 有害物質(zhì)データバンク、ウェブサイト https://toxnet.nlm.nih.gov/newtoxnet/hsdb.htm
【12】IARC - 國際がん研究機関、ウェブサイト http://www.iarc.fr/
【13】IPCS - The International Chemical Safety Cards (ICSC)、ウェブサイトhttp://www.ilo.org/dyn/icsc/showcard.home
【14】Sigma-Aldrich、ウェブサイト https://www.sigmaaldrich.com/
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