急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分3
ラットのLD50値として、60 mg/kg (環(huán)境省リスク評価第1巻 (2002)、産衛(wèi)學(xué)會 許容濃度の提案理由書 (1998)、ACGIH (7th, 2001)、DFGOT vol.1 (1992)、PATTY (6th, 2012)、90 mg/kg (BUA 205 (1996))、60~90 mg/kg (初期リスク評価書 (2005)) の3件の報告がある。これらに基づき、區(qū)分3とした。
経皮
GHS分類: 區(qū)分2
ウサギのLD50値として、91 mg/kg (NITE初期リスク評価書 (2005)、環(huán)境省リスク評価第1巻 (2002)、DFGOT vol.1 (1992))、93 mg/kg (産衛(wèi)學(xué)會 許容濃度の提案理由書 (1998)、ATSDR (1997)、EHC 68 (1987))、91~283 mg/kg (PATTY (6th, 2012)) の3件の報告がある。2件が區(qū)分2に、1件が區(qū)分2~區(qū)分3に該當(dāng)することから、件數(shù)の最も多い區(qū)分2とした。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外
GHSの定義における液體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 區(qū)分3
ラットのLC50値 (4時間) として、570 ppm (環(huán)境省リスク評価第1巻 (2002)、産衛(wèi)學(xué)會 許容濃度の提案理由書 (1998)、ACGIH (7th, 2001)、ATSDR (1997)、EHC 68 (1987)、DFGOT vol.1 (1992)) との報告に基づき、區(qū)分3とした。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (19,005 ppm) の90%より低いため、ミストを含まないものとしてppmを単位とする基準(zhǔn)値を適用した。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない
データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 區(qū)分1
ウサギの皮膚刺激性試験 (4時間適用) で適用部位に刺激性が認められ (NITE初期リスク評価書 (2005))、ウサギを含む各種の動物試験 (イヌ、モルモット) で重度の刺激性がある (ACGIH (2001))。また、ヒトにおいても皮膚刺激性が報告されていることから (EHC 68 (1987)、ACGIH (2001)、PATTY (6th, 2012))、區(qū)分1とした。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 區(qū)分1
ウサギの眼刺激性試験で重度の眼の損傷がみられ (NITE初期リスク評価書 (2015))、また、眼の高度ないし重度の刺激性が報告されている (DFGOT vol. 1 (1992)、PATTY (6th, 2012))。ヒトでも眼の刺激性が知られていることから (EHC 68 (1987)、ACGIH (2001)、PATTY (6th, 2012))、區(qū)分1とした。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない
データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 區(qū)分1
産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會勧告 (2015年) で皮膚感作性物質(zhì)第1類に分類され、ヒトにおいてアレルギー性接觸皮膚炎が認められたことから (EHC 68 (1987)、DFGOT (1999)、ACGIH (2001)、PATTY (6th, 2012))、區(qū)分1とした。
生殖細胞変異原性
GHS分類: 區(qū)分2
In vivoでは、マウスの優(yōu)性致死試験で陰性、マウス精子の不定期DNA合成試験で陰性、マウス骨髄細胞の小核試験で陽性、陰性、マウス骨髄細胞の姉妹染色分體交換試験で陰性、マウス肝臓、肺のDNA損傷試験で陽性である (NITE初期リスク評価書 (2005)、ACGIH (7th, 2001)、EHC 68 (1987)、IARC 71 (1999)、環(huán)境省リスク評価第2巻 (2003)、ATSDR (1997))。In vitroでは、細菌の復(fù)帰突然変異試験、哺乳類培養(yǎng)細胞の遺伝子突然変異試験、マウスリンフォーマ試験、小核試験、染色體異常試験、姉妹染色分體交換試験で多くの陽性結(jié)果が報告されている (NITE初期リスク評価書 (2005)、IARC 71 (1999)、環(huán)境省リスク評価第2巻 (2003)、EHC 68 (1987)、ACGIH (7th, 2001)、ATSDR (1997))。以上より、ガイダンスに従い區(qū)分2とした。
発がん性
GHS分類: 區(qū)分1B
ヒトでは小さな集団の疫學(xué)研究のみで腫瘍発生の増加の報告はないが、実験動物ではラット又はハムスターへの経口 (飲水) 投與で肝臓腫瘍の増加、ラットの吸入ばく露で鼻腔のポリープ様腺腫の増加の報告がある (IARC 71 (1999))。當(dāng)初、IARCはヒドラジンの発がん性はヒトで不十分な証拠、実験動物で十分な証拠があるとしてグループ2Bに分類していたが、最近グループ2Aに引き上げた (IARC 115 (in prep., Access on June 2016))。他機関による分類結(jié)果としては、EPAがB2 (probable human carcinogen: 區(qū)分1B相當(dāng)) に (IRIS (1988))、NTPがRに (NTP RoC (13th, 2014))、EUが Carc. 1B に (ECHA (2011))、ACGIHがA3 に (ACGIH (7th, 2001))、日本産業(yè)衛(wèi)生學(xué)會が第2群Bに (産衛(wèi)學(xué)會勧告 (2015))、それぞれ分類している。よって、本項は區(qū)分1Bとした。
生殖毒性
GHS分類: 區(qū)分2
ヒトの情報はない。実験動物では本物質(zhì)をラットに 6ヵ月間経口 (飲水) 又は4ヵ月吸入ばく露した試験で胚毒性 (生存胚の減少、吸収胚の増加) がみられたとの記述 (NITE初期リスク評価書 (2005))、本物質(zhì)塩酸塩を妊娠ラットに妊娠期間中経口投與 (8 mg/kg/day) した結(jié)果、母動物に體重増加抑制、死亡例がみられる用量で胎児毒性 (體重の減少、蒼白化及び浮腫) がみられたとの記述 (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012))、本物質(zhì)を妊娠ラットに経口投與 (妊娠6~15日、5及び10 mg/kg/day) した結(jié)果、母動物毒性のみられる用量で胎児毒性として発生遅延がみられたとの記述がある (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012))。なお、ラット、又はマウスに腹腔內(nèi)投與した試験では胎児に奇形発生 (肋骨癒合、水腎癥、外脳癥など) の頻度増加を認めたとの報告もある (NITE初期リスク評価書 (2005)、ACGIH (7th, 2001)) が、上記のごとく、経口又は吸入経路での試験では概ね母動物毒性のみられる用量で胚/胎児毒性がみられたものの、奇形発生の増加はみられていない。よって、本項は區(qū)分2とした。