急性毒性
経口
GHS分類: 區(qū)分外 ラットへの5,000 mg/kg投與で、1/6例の死亡との報告 (CICAD 36 (2001)) からLD50値が > 5,000 mg/kgと推定されること及びラットのLD50値として、5,000 mg/kgとの報告 (HSDB (Access on August 2015)) とに基づき、區(qū)分外とした。
経皮
GHS分類: 區(qū)分外 ウサギへの2,000 mg/kgの投與で死亡例なしとの報告 (CICAD 36 (2001)) に基づき、區(qū)分外とした。なお、ウサギのLD50値として、2,000 mg/kg (HSDB (Access on August 2015)) との報告があり、區(qū)分4に該當するが、分類ガイダンスに従い、優(yōu)先度の高い情報源 (CICAD 36 (2001)) のデータを採用した。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における液體である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。ラットのLC50値 (1時間) として、< 21.11 mg/L (4時間換算値:< 5.278 mg/L) との報告 (ACGIH (7th, 2001)) があるが、この値のみでは區(qū)分を特定できない。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (13.7 mg/L) より高いため、ミストの基準値を適用した。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 區(qū)分外 ウサギを用いた皮膚刺激性試験において、本物質(zhì)の液體を24時間適用した結(jié)果軽度の紅斑および浮腫 (平均スコア0.83) がみられたとの報告がある (CICAD 36 (2001))。また、ヒトにおいて単回ばく露による皮膚刺激性はみられないとの記載がある (CICAD 36 (2001))。なお、本物質(zhì)は皮膚に対して重度の刺激性を有するとの記載があるが (ACGIH (7th, 2001))、ばく露時間等の詳細が不明な情報であるため區(qū)分に用いるには不十分なデータと判斷した。以上より區(qū)分外とした。なお、本物質(zhì)はEU CLP分類において「Skin. Irrit. 2 H315」に分類されている (ECHA CL Inventory (Access on September 2015))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 區(qū)分2 ウサギを用いた眼刺激性試験において、本物質(zhì)を適用した結(jié)果、刺激性の平均スコアが発赤1.75、結(jié)膜浮腫0.5、角膜混濁 0.75、虹彩反応 0.5であり 、癥狀は7日以內(nèi)に全て回復したとの報告がある (CICAD 36 (2001))。また、本物質(zhì)は眼に対して重度の刺激性を有するとの記載があるが (ACGIH (7th, 2001))、回復性などの詳細は不明である。以上の結(jié)果から、區(qū)分2とした。本物質(zhì)はEU CLP分類において「Eye. Irrit. 2 H319」に分類されている (ECHA CL Inventory (Access on September 2015))。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない 本物質(zhì)を取り扱う職業(yè)ばく露において、喘息癥狀が報告されているが (ACGIH (7th, 2001)、CICAD 36 (2001)、DFGOT vol.13 (1999))、いずれの評価書も複合ばく露の可能性があることから、本物質(zhì)によるものであるとは結(jié)論していない。また、CICAD 36 (2001) は、喘息がアレルギー性あるいは刺激性のどちらの機序によって誘発されるかについて結(jié)論できないとしている (CICAD 36 (2001))。以上より、分類できないとした。
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない 本物質(zhì)を取り扱う職業(yè)ばく露において皮膚反応を示した労働者に対するパッチテストにおいて、陽性反応が報告されているが (ACGIH (2001)、CICAD 36 (2001)、DFGOT vol.13 (1999))、いずれの評価書も感作性の結(jié)論に足る情報ではないとし、本物質(zhì)を感作性物質(zhì)としていない (ACGIH (2001)、CICAD 36 (2001)、DFGOT vol.13 (1999))。以上より、分類できないとした。
生殖細胞変異原性
GHS分類: 分類できない ガイダンスの改訂により區(qū)分外が選択できなくなったため、分類できないとした。すなわち、in vivoでは、ラット及びマウスの骨髄細胞を用いた小核試験で陰性 (NTP DB (Access on September 2015))、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性である (CICAD 36 (2001)、ACGIH (7th, 2001)、DFGOT vol. 1 (1990)、NTP DB (Access on September 2015))。
発がん性
GHS分類: 分類できない 國際機関による分類結(jié)果もなく、データ不足のため分類できない。
生殖毒性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 區(qū)分3 (気道刺激性) 本物質(zhì)は気道刺激性がある (ACGIH (7th, 2001)、CICAD 36 (2001)、DFGOT vol. 1 (1990))。その他、ヒト及び実験動物のデータはない。 以上より、區(qū)分3 (気道刺激性) とした。 なお、舊分類のCICADのデータで、ヒトの所見は反復ばく露の情報、また、ラットの所見は區(qū)分2を超える用量 (21,000 mg/m3 = 21 mg/L) であるため、採用しなかった。
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。