急性毒性
経口
【分類根拠】 (1) より、區(qū)分に該當しないとした。
【根拠データ】 (1) ラットのLD50: > 5,000 mg/kg (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014)、農(nóng)薬工業(yè)會「日本農(nóng)薬學會誌」第16巻第4號 (1991))
経皮
【分類根拠】 (1) より、區(qū)分に該當しないとした。
【根拠データ】 (1) ラットのLD50: > 5,000 mg/kg (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014)、農(nóng)薬工業(yè)會「日本農(nóng)薬學會誌」第16巻第4號 (1991))
吸入: ガス
【分類根拠】 GHSの定義における液體であり、區(qū)分に該當しない。
吸入: 蒸気
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類根拠】 (1) からは區(qū)分を特定できず、分類できないとした。
【根拠データ】 (1) ラットのLC50 (4時間): > 1.5 mg/L (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014))
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類根拠】 (1) より、區(qū)分に該當しないとした。
【根拠データ】 (1) 本物質のアセトン溶液 (0.5g?24時間被覆固定) のウサギを用いた皮膚刺激性試験で、スコアはすべて0であり、刺激性は認められなかった (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014)、農(nóng)薬工業(yè)會「日本農(nóng)薬學會誌」第16巻第4號 (1991))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類根拠】 (1) の記載はあるが、分類できない。原液そのものの適用ではなく、10%懸濁液を用いた結果のため、分類結果を変更した。
【參考データ等】 (1) 本物質の10%懸濁液のウサギを用いた眼刺激性試験で、角膜及び虹彩には変化は認められず、結膜の軽度の発赤が適用1時間後から認められたが、適用48時間後には消失した (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014)、農(nóng)薬工業(yè)會「日本農(nóng)薬學會誌」第16巻第4號 (1991))。
呼吸器感作性
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
【分類根拠】 (1) より、區(qū)分1Bとした。
【根拠データ】 (1) モルモットを用いた皮膚感作性試験 (Open Epicutaneous (OET) 法及びマキシマイゼーション法、皮內投與 5%) が実施され、OET 法では陰性であったが、マキシマイゼーション法では陽性 (陽性率 70%) と報告されている (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014)、農(nóng)薬工業(yè)會「日本農(nóng)薬學會誌」第16巻第4號 (1991))。
生殖細胞変異原性
【分類根拠】 (1)~(3) より、區(qū)分に該當しないとした。
【根拠データ】 (1) in vivoでは、強制経口投與によるマウス骨髄細胞を用いた小核試験において陰性の報告がある (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014))。 (2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養(yǎng)細胞を用いる染色體異常試験及び遺伝子突然変異試験において陰性の報告がある (同上)。 (3) 本物質は遺伝毒性はないものと考えられるとの報告がある (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015))。
発がん性
【分類根拠】 國內外の分類機関による既存分類はない。利用可能なヒトを対象とした報告はない。(1)、(2) より區(qū)分2とした。実験動物の発がん性試験結果に基づき分類結果を変更した。
【根拠データ】 (1) 雌雄のラットに本物質を2年間混餌投與した慢性毒性/発がん性併合試験では、投與に関連して発生頻度の増加した腫瘍性病変は認められなかった (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015))。 (2) 雌雄のマウスに本物質を2年間混餌投與した慢性毒性/発がん性併合試験において、雄で肝細胞腺腫及び肝細胞がんの発生頻度の有意な増加、雌雄で肝細胞腺腫及び肝細胞がんの合計の発生頻度の有意な増加が認められた (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015))。
生殖毒性
【分類根拠】 (1)~(3) より、區(qū)分に該當しないとした。
【根拠データ】 (1) ラットを用いた混餌投與による2世代繁殖試験において、親動物の一般毒性 (1,000 ppm投與群のP世代雌及びF1世代雄で肝絶対及び比重量増加) がみられる最高用量においても児動物に対する影響及び繁殖能に対する影響は認められていない (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015))。 (2) 雌ラットの妊娠7~17日に強制経口投與した発生毒性試験において、200 mg/kg/dayの母動物で流涎、體重増加抑制傾向等が、同群胎児で骨化遅延、2,000 mg/kg/dayの母動物で肝絶対重量増加、胎児に尿管蛇行がみられたが催奇形性は認められなかった (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015))。 (3) 雌ウサギの妊娠6~18日に強制経口投與した発生毒性試験において、最高用量 (2,250 mg/kg/day) で母動物及び胎児に影響は認められていない (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015))。
特定標的臓器毒性 (単回ばく露)
【分類根拠】 本物質のヒトでの急性ばく露影響に関する報告はない。実験動物では、(1)~(3) より、経口及び経皮経路において、區(qū)分2までの範囲で標的臓器を特定可能な所見は得られず、區(qū)分に該當しない。(4) より、吸入経路では、精巣への影響や肺への影響は偶発的所見と考えられ、その他の癥狀は吸入ばく露による非特異的な癥狀と考えられるため、不採用とした。したがって、分類できないとした。なお、新たな情報源を用いた再検討により、舊分類から分類結果を変更した。
【根拠データ】 (1) ラットの単回経口投與試験において、5,000 mg/kg (區(qū)分2超) で癥狀及び死亡例はなかった(食安委 農(nóng)薬評価書 (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014))。 (2) ラットの単回経皮適用試験において、5,000 mg/kg (區(qū)分2超) で癥狀及び死亡例はなかった(食安委 農(nóng)薬評価書 (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014))。 (3) マウスの一般薬理試験 (経口投與) において、5,000 mg/kg (區(qū)分2超) で中樞興奮作用 (落ちつきのない狀態(tài)、攣縮、歩行異常及び運動協(xié)調性の喪失) がみられ、マウスを用いた別の試験でも、5,000 mg/kg (區(qū)分2超) で攣縮による運動協(xié)調性の喪失がみられた (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015))。 (4) ラットの4時間吸入ばく露試験 (ミスト、全身ばく露) において、0.5 mg/L (區(qū)分1の範囲) 以上で、洗顔動作、自発運動抑制、流涙、鼻汁、流涎、腹式呼吸、音反応喪失、橫臥、鼻出血、鼻口部及び尿道口の汚れ、眼周囲の出血跡及び脫毛がみられた。肉眼的病理検査では、1.5 mg/L (區(qū)分2の範囲) の雄で精巣の萎縮 (10例中1例)、肺に粟粒大褐色斑 (10例中2例) 及び肺に軽度の肝片様変性 (10例中1例) がみられた (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015)、農(nóng)薬抄録 (2014))。
特定標的臓器毒性 (反復ばく露)
【分類根拠】 (1)、(2) より、區(qū)分2 (生殖器 (男性)) とした。新たな情報を用いて検討した結果、舊分類から分類結果を変更した。
【根拠データ】 (1) イヌを用いた6ヵ月間の経口投與試験の結果、50 mg/kg/day (區(qū)分2の範囲) 以上の雌雄で體重増加抑制、嘔吐、雄で前立腺萎縮が、500 mg/kg/day (區(qū)分2超) の雌雄でヘモグロビン、ヘマトクリット値、赤血球數(shù)減少、血小板數(shù)増加、アルブミン減少、肝重量増加がみられた (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015))。 (2) イヌを用いた1年間の経口投與試験の結果、100 mg/kg/day (區(qū)分2の範囲) の雌雄で嘔吐頻度増加、甲狀腺重量増加、雄で前立腺腺房崩壊による分泌物減少、前立腺絶対及び比重量減少がみられた (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015))。
【參考データ等】 (3) ラットを用いた90日間混餌投與試験の結果、1,000 ppm (雄/雌: 587/589 mg/kg/day、區(qū)分2超) の雌雄で血清コリンエステラーゼ (ChE) 低下、肝重量増加、雌でBUN上昇、腎重量増加がみられた (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015))。 (4) ラットを用いた90日間混餌投與試験の結果、1,000 ppm (雄/雌: 61.3/71.1 mg/kg/day、區(qū)分2の範囲) 以上の雌で皮膚感作に由來すると思われる痂皮形成 、10,000 ppm (雄/雌: 609/675 mg/kg/day、區(qū)分2超) の雌雄で外傷、自発運動量減少、前後肢握力低下が、雄で體重増加抑制及び摂餌量減少がみられた (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015))。 (5) ラット、マウスの2年間混餌投與試験の結果、區(qū)分2の範囲でみられた影響は、マウスを用いた試験で500 ppm (雄/雌: 86.6/102 mg/kg/day) (區(qū)分2の範囲又は區(qū)分2超) 以上でみられた肝細胞肥大のみであった (食安委 農(nóng)薬評価書 (2015))。
誤えん有害性*
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
* JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項目名が変更となった。本有害性クラスの內容に変更はない。