急性毒性
経口
【分類(lèi)根拠】 (1)、(2) より、區(qū)分3とした。
【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 400~800 mg/kg (NITE初期リスク評(píng)価書(shū) (2008)) (2) ラットの死亡率: 雄: 800 mg/kgで10/10 例、471 mg/kgで9/10 例、277 mg/kgで1/10 例、雌: 800 mg/kgと471 mg/kgで10/10 例、277 mg/kgで5/10 例、163 mg/kgで1/10 例 (厚生労働省委託がん原性試験結(jié)果 (Access on July 2019))
経皮
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。
吸入: ガス
【分類(lèi)根拠】 GHSの定義における固體であり、ガイダンスでは分類(lèi)対象外に相當(dāng)し、區(qū)分に該當(dāng)しない。
吸入: 蒸気
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類(lèi)根拠】 (1) より本物質(zhì)の遊離體であるm-フェニレンジアミン (CAS 108-45-2) がガイダンスの區(qū)分外 (國(guó)連分類(lèi)基準(zhǔn)の區(qū)分3) に相當(dāng)するものと判斷され、本物質(zhì)も區(qū)分に該當(dāng)しない (國(guó)連分類(lèi)基準(zhǔn)の區(qū)分3) とした。
【根拠データ】 (1) 本物質(zhì)の遊離體であるm-フェニレンジアミンのウサギを用いた皮膚刺激性試験 (EEC Directive 93/21、Annex VIに準(zhǔn)拠) で試験物質(zhì)を除去1時(shí)間後から24時(shí)間後の全例にわずかな~軽度の紅斑、48時(shí)間には2/6例にわずかな紅斑が認(rèn)められ、浮腫は24時(shí)間後の4例にわずかな浮腫が認(rèn)められたのみであり、24、48、72時(shí)間後の平均スコアは1.39であった (REACH登録情報(bào) (Access on June 2019))。
【參考データ等】 (2) 本物質(zhì)の遊離體であるm-フェニレンジアミン500 mgをウサギの耳介に24 時(shí)間閉塞適用した試験で刺激なし (NITE初期リスク評(píng)価書(shū) (2008)) (3) 本物質(zhì)の遊離體であるm-フェニレンジアミンは眼、皮膚を刺激する (環(huán)境省リスク評(píng)価第13巻 (2015))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類(lèi)根拠】 (1) より本物質(zhì)の遊離體であるm-フェニレンジアミンが區(qū)分2Bに區(qū)分されていることから、本物質(zhì)も區(qū)分2Bとした。
【根拠データ】 (1) 本物質(zhì)の遊離體であるm-フェニレンジアミンのOECD TG405に準(zhǔn)拠したウサギ眼刺激性試験で重度の結(jié)膜発赤、中程度の角膜混濁、中程度の虹彩炎、出血、結(jié)膜浮腫、および角膜の損傷を生じた。 さらに、非洗浄ウサギの眼に重度の浮腫が観察されたが、いずれも7日までに回復(fù)。非洗浄群の24/48/72hの角膜混濁、虹彩、結(jié)膜発赤、結(jié)膜浮腫の平均スコアは0.67、0、2.7、2.0であった (REACH登録情報(bào) (Accessed on June 2019))。
【參考データ等】 (2) 本物質(zhì)の遊離體であるm-フェニレンジアミンの20%水溶液0.1 mL (20 mg 相當(dāng)) をウサギに點(diǎn)眼した試験で結(jié)膜の発赤と角膜の混濁が認(rèn)められ、7 日以?xún)?nèi)に回復(fù)との報(bào)告や50 mg を適用した試験では角膜の混濁を示し、7日以?xún)?nèi)には回復(fù)しなかったとの報(bào)告がある (NITE初期リスク評(píng)価書(shū) (2008))。 (3) EU-CLP分類(lèi)でEye Irrit. 2 (H319) に分類(lèi)されている (EU CLP分類(lèi) (Access on July 2019))。
呼吸器感作性
【分類(lèi)根拠】 (1) のデータはあるが、呼吸器感作性を確定できないため、分類(lèi)できないとした。
【參考データ等】 (1) 米國(guó)での本物質(zhì)の遊離體であるm-フェニレンジアミン漏出事故で、繰り返し本物質(zhì)にばく露された作業(yè)者で、吸入ばく露により皮膚癥狀に加えて、濕咳、疲労、息切れを呈し、肺活量低下、胸部X線(xiàn)所見(jiàn)、開(kāi)胸による生検で肺線(xiàn)維癥を認(rèn)め、強(qiáng)皮癥と診斷された。同部門(mén)の他の作業(yè)者にも同様の癥例がみられたことから、本物質(zhì)が原因物質(zhì)と考えられた (環(huán)境省リスク評(píng)価第13巻 (2015))。
皮膚感作性
【分類(lèi)根拠】 (1)、(2) より本物質(zhì)の遊離體であるm-フェニレンジアミンが區(qū)分1Aに區(qū)分されてことから、本物質(zhì)も區(qū)分1Aとした。
【根拠データ】 (1) OECD TG 429に準(zhǔn)拠した本物質(zhì)の遊離體であるm-フェニレンジアミンのマウス局所リンパ節(jié)試験 (LLNA) において陽(yáng)性を示し、EC3は0.49と推定されている (REACH登録情報(bào) (Accessed on June 2019))。 (2) 本物質(zhì)の遊離體であるm-フェニレンジアミンは産衛(wèi)學(xué)會(huì) 感作性分類(lèi) 皮膚3群に分類(lèi)されている (産衛(wèi)學(xué)會(huì)許容濃度の提案理由書(shū) (2010))。
【參考データ】 (3) EU-CLP分類(lèi)でSkin Sens. 1 (H317) に分類(lèi)されている (EU CLP分類(lèi) (Access on May 2019))。
生殖細(xì)胞変異原性
【分類(lèi)根拠】 本物質(zhì)のin vivoデータはないが、本物質(zhì)の遊離塩基であるm-フェニレンジアミンの知見(jiàn)?分類(lèi)をふまえ、ガイダンスにおける分類(lèi)できないに相當(dāng)し、區(qū)分に該當(dāng)しない。
【根拠データ】 (1) in vitroでは、細(xì)菌の復(fù)帰突然変異試験で陽(yáng)性、マウスリンフォーマ試験で陰性の報(bào)告がある (安衛(wèi)法 (変異原性試験結(jié)果) (Access on September 2019)、HSDB (Access on July 2019))。 (2) 本物質(zhì)の遊離塩基であるm-フェニレンジアミン (CAS番號(hào) 108-45-2) は、區(qū)分に該當(dāng)しない (2019年度GHS分類(lèi)結(jié)果)。
発がん性
【分類(lèi)根拠】 (1) の本物質(zhì)の遊離塩基の既存分類(lèi)結(jié)果及び (2) の実験動(dòng)物の結(jié)果より、區(qū)分に該當(dāng)しないとした。
【根拠データ】 (1) 國(guó)內(nèi)外の分類(lèi)機(jī)関による既存分類(lèi)では、本物質(zhì)の遊離塩基 (CAS番號(hào) 108-45-2) がIARCでグループ3 (IARC Suppl.7 (1987)) に分類(lèi)されている。 (2) ラット及びマウスに本物質(zhì)を104週間飲水投與した発がん性試験において、雌雄とも発がん性は示されなかった (厚生労働省委託がん原性試験結(jié)果 (Access on July 2019))。
生殖毒性
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。なお、本物質(zhì)の遊離塩基であるm-フェニレンジアミン (CAS番號(hào) 108-45-2) についても、データ不足のため分類(lèi)できないとされている。なお、m-フェニレンジアミンの2019年度分類(lèi)結(jié)果を參照のこと。
【參考データ等】 (1) 雌ラットの妊娠6~15日にm-フェニレンジアミンを経口投與した発生毒性試験において、母動(dòng)物の體重増加抑制あるいは死亡(6/25例)がみられた用量で、吸収胚の増加、生存胎児數(shù)の減少、胎児の低體重、胸骨の骨化遅延が認(rèn)められた (環(huán)境省リスク評(píng)価第13巻 (2015)、ACGIH (7th, 2001)、DFGOT vol.6 (1994))。このデータは母動(dòng)物毒性 (6/25例死亡、死亡率25%) がみられる用量でのみ胚/胎児に影響がみられていることから分類(lèi)根拠としない。 (2) 雌ラットの妊娠6~15日にm-フェニレンジアミンを経口投與した発生毒性試験において、母動(dòng)物の體重増加抑制が認(rèn)められたが、胎児の発生に影響はみられていない(環(huán)境省リスク評(píng)価第13巻 (2015)、NITE初期リスク評(píng)価書(shū) (2008)、ACGIH (7th, 2001)、DFGOT vol.6 (1994))。このデータは母動(dòng)物數(shù)が7~9匹/群と少ないことから影響を判斷できない。
特定標(biāo)的臓器毒性 (単回ばく露)
【分類(lèi)根拠】 本物質(zhì)のヒトでの単回ばく露に関する報(bào)告はない。本物質(zhì)の遊離塩基であるm-フェニレンジアミン (CAS番號(hào) 108-45-2) は、(1)、(2) のように、実験動(dòng)物で區(qū)分1相當(dāng)の用量で、中樞神経系と血液系への影響がみられている。(3) で、本物質(zhì)の毒性影響はm-フェニレンジアミンと本質(zhì)的に相違はないとされていることから、區(qū)分1 (中樞神経系、血液系) とした。(4) の報(bào)告は、死亡動(dòng)物での所見(jiàn)であるため根拠としなかった。
【根拠データ】 (1) ネコの単回経口投與試験において、m-フェニレンジアミン10及び25 mg/kg (本物質(zhì)換算値: 16.7及び41.9 mg/kg、區(qū)分1相當(dāng)) で、チアノーゼ、食欲不振、呼吸障害、鎮(zhèn)靜、痙攣、メトヘモグロビンの生成がみられた (NITE初期リスク評(píng)価書(shū) (2008)、BUA 97 (1992))。 (2) ラットの単回経口投與試験において、m-フェニレンジアミン200 mg/kg (本物質(zhì)換算値: 335 mg/kg、區(qū)分2相當(dāng)) で、痙攣と消化管の炎癥がみられた (NITE初期リスク評(píng)価書(shū) (2008)、BUA 97 (1992))。 (3) 本物質(zhì)の毒性影響はm-フェニレンジアミンと本質(zhì)的に相違はないとの記載がある (GESTIS (Access on July 2019))。
【參考データ等】 (4) ラットに本物質(zhì)96~800 mg/kgを単回経口投與した試験において、死亡例 (277 mg/kg以上、區(qū)分2相當(dāng)) に肺のうっ血と浮腫、腎臓の近位尿細(xì)管壊死と蚤白円柱、小腸の壊死、鼻腔上皮の変性が認(rèn)められた。 (厚生労働省委託がん原性試験結(jié)果 (Access on July 2019))。
特定標(biāo)的臓器毒性 (反復(fù)ばく露)
(3) マウスに本物質(zhì) 24.4~2,000 ppmを13週間飲水投與した結(jié)果、222 ppm (雄: 29 mg/kg/day、雌: 52 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) でAST、ALP、総コレステロールの増加、肝臓におけるクッパー細(xì)胞及び脾臓の色素顆粒、667 ppm (雄: 49 mg/kg/day、雌: 67 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) 以上で赤血球數(shù)、ヘモグロビン、ヘマトクリットの減少等が、2,000 ppm (雄: 108 mg/kg/day、雌: 132 mg/kg/day、區(qū)分2超) で死亡がみられ、死亡又は瀕死例で心臓の拡張、筋肉の壊死等がみられた (同上)。 (4) ラットにm-フェニレンジアミンを90日間経口投與した結(jié)果、18 mg/kg/day (本物質(zhì)換算: 30 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) で肝臓重量増加、肝細(xì)胞の核濃縮、腎臓重量増加がみられた (IRIS (1987)、DFGOT vol.6 (1994)、ACGIH (7th, 2001)、NITE初期リスク評(píng)価書(shū) (2008)、環(huán)境省リスク評(píng)価第13巻 (2015))。
【參考データ等】 (5) m-フェニレンジアミンを主成分とするアミン類(lèi)にばく露された化學(xué)工場(chǎng)労働者男性2人が全身性硬化癥を患ったという報(bào)告がある (NITE初期リスク評(píng)価書(shū) (2008)、環(huán)境省リスク評(píng)価第13巻 (2015))。 (6) マウスにm-フェニレンジアミン0.02、0.04% (區(qū)分2の範(fàn)囲) を78週間飲水投與した結(jié)果、臓器重量増加、色素沈著等がみられたが、組織への毒性學(xué)的な影響はみられなかった (同上)。
【分類(lèi)根拠】 (1) より、ヒトへのばく露により膀胱への影響がみられ、(2)~(4) より、ラット、マウスへの本物質(zhì)又は本物質(zhì)の遊離塩基であるm-フェニレンジアミン (CAS番號(hào) 108-45-2) の経口投與により區(qū)分2の範(fàn)囲で腎臓、血液系への影響みられていることから、區(qū)分1 (膀胱)、區(qū)分2 (腎臓、血液系) とした。分子量換算によりm-フェニレンジアミンと分類(lèi)結(jié)果が異なる結(jié)果となった。
【根拠データ】 (1) ロシアのフェニレンジアミン製造工場(chǎng)で30~50歳代の労働者112人が、本物質(zhì)1~2 mg/m3に5~10年間ばく露され、うち15人が排尿障害を訴えた。本物質(zhì)を用いたスクラッチテストで、112人中9人がアレルギー陽(yáng)性反応を示し、陽(yáng)性反応を示した人の膀胱內(nèi)視鏡検査で膀胱三角部及び頸部に粘膜の水腫、ポリープ性腫脹が観察され、9人とも好酸球尿癥と診斷された。また、本物質(zhì)が尿中に0.003~0.40 mg/L検出された (DFGOT vol.6 (1994)、ACGIH (7th, 2001)、NITE初期リスク評(píng)価書(shū) (2008)、環(huán)境省リスク評(píng)価第13巻 (2015))。 (2) ラットに本物質(zhì) 62.5~1,000 ppmを13週間飲水投與した結(jié)果、250 ppm (23 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) 以上の雌で腎臓重量増加、腎臓における色素沈著が、500 ppm (雄: 30 mg/kg/day、雌: 32 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) 以上の雌雄で腎乳頭部の軽度の変性等、1000 ppm (雄: 54 mg/kg/day、雌: 57 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) の雌雄で血小板數(shù)の減少等がみられた (厚生労働省委託がん原性試験結(jié)果 (Access on July 2019))。
誤えん有害性*
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。
* JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項(xiàng)目名が変更となった。