急性毒性
経口
【分類根拠】
(1)~(3) より、區(qū)分に該當しない。
【根拠データ】
(1) げっ歯類と非げっ歯類の両方のLD50: > 5,000 mg/kg (PATTY (6th, 2012))
(2) ラットのLD50: > 8,000 mg/kg (農(nóng)薬工業(yè)會「農(nóng)薬技術(shù)情報」8號 (1991))
(3) ラットのLD50: > 5,000 mg/kg (CLH Report (2013))
【參考データ等】
(4) マウスのLD50: > 11,988 mg/kg (農(nóng)薬工業(yè)會「農(nóng)薬技術(shù)情報」8號 (1991))
経皮
【分類根拠】
(1)、(2) より、區(qū)分に該當しない。
【根拠データ】
(1) ウサギのLD50: > 5,000 mg/kg (PATTY (6th, 2012))
(2) ラットのLD50: > 2,000 mg/kg (農(nóng)薬工業(yè)會「農(nóng)薬技術(shù)情報」8號 (1991)、CLH Report (2013))
吸入: ガス
【分類根拠】
GHSの定義における固體であり、ガイダンスの分類対象外に相當し、區(qū)分に該當しない。
吸入: 蒸気
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類根拠】
(1)、(2) より、區(qū)分に該當しない。
なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (0.0000000189 mg/L) より高いため、粉じんとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。
【根拠データ】
(1) ラットのLC50 (4時間): 4.4~5.2 mg/L (PATTY (6th, 2012))
(2) ラットのLC50 (4時間): > 5.12 mg/L (CLH Report (2013))
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類根拠】
(1)、(2) より、區(qū)分に該當しないとした。
【根拠データ】
(1)ウサギ (n= 3, 雌) を用いた皮膚刺激性試験 (OECD TG 404相當、GLP) で、24/48/72時間の紅斑及び浮腫の平均スコアはともに0 (ゼロ) で、皮膚刺激性なしと判定された (CLH Report (2013))。
(2) 本物質(zhì)は皮膚刺激性物質(zhì)ではない (PATTY (6th, 2012))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類根拠】
(1) より、區(qū)分に該當しないとした。
【根拠データ】
(1) ウサギ (n= 3, 雌) を用いた眼刺激性試験 (OECD TG 405相當、GLP) で、24/48/72時間の結(jié)膜発赤の平均スコアは2/3例で0.3であった (他1例は0) が、角膜、虹彩、結(jié)膜浮腫の平均スコアは3例とも0 (ゼロ) で、眼刺激性なしと判定された (CLH Report (2013))。
【參考データ等】
(2) 本物質(zhì)は眼に対して重大な傷害は與えず、結(jié)膜嚢に投與した後の癥狀は軽度で一過性である (PATTY (6th, 2012))。
呼吸器感作性
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
【分類根拠】
(1)~(3) より、區(qū)分に該當しないとした。
【根拠データ】
(1) モルモット (20例、雌雄) を用いたマキシマイゼーション試験 (OECD TG 406、GLP) で、陽性反応はみられなかった (CLH Report (2013))。
(2) 本物質(zhì)は一般的に感作性物質(zhì)ではない (PATTY (6th, 2012))。
(3) モルモットの擦過皮膚に10%及び50%水溶液を3週間にわたり、計9回投與。最終投與の2週間後に惹起し、刺激性と感作性を観察。 軽度の刺激性を示したが、感作性は陰性と判定された (農(nóng)薬工業(yè)會「農(nóng)薬技術(shù)情報」8號 (1991))。
生殖細胞変異原性
【分類根拠】
(1)、(2) よりin vivo、in vitroを含む標準的組合せ試験でいずれも陰性であったことから、ガイダンスにおける分類できないに相當し、區(qū)分に該當しない。
【根拠データ】
(1) in vivoでは、マウス骨髄小核試験で陰性である (CLH Report (2013))。
(2) in vitroでは、細菌の復(fù)帰突然変異試験、マウスリンフォーマTK試験、ヒト末梢リンパ球細胞の染色體異常試験で陰性である (PATTY (6th, 2012)、農(nóng)薬工業(yè)會「農(nóng)薬技術(shù)情報」8號 (1991)、CLH Report (2013))。
発がん性
【分類根拠】
(1) の既存分類結(jié)果及び、(2)~(5) より、ラットでは乳腺腫瘍の発生増加にある程度の証拠があるとしたECHAリスク評価委員會 (ECHA RAC) の見解を踏まえ、區(qū)分2とした。
【根拠データ】
(1) 國內(nèi)外の分類機関による既存分類では、EU CLPでCarc.2 (CLP分類 (Access on June 2019)) に分類されている。
(2) ラットに250~25,000 ppmを2年間混餌投與した慢性毒性/発がん性併合試験において、雌の乳腺腫瘍の発生頻度増加が認められた。乳腺の腺がんの発生頻度は2,500 ppmで12%、25,000 ppmで10%とラボの背景データ (6.7%) よりやや高値であったが、動物供給業(yè)者の背景データ (13.3%) の範囲內(nèi)で、乳腺腫瘍の頻度増加は不確かな証拠と判定された (ECHA RAC Background document (2013))。
(3) ラットに本物質(zhì)を2年間混餌投與した試験で、腫瘍の発生は認められなかった (農(nóng)薬工業(yè)會「農(nóng)薬技術(shù)情報」8號 (1991))。
(4) マウスに100~7,000 ppmを18ヵ月間混餌投與した発がん性試験において、7,000 ppm群の雄では肝臓の肝細胞腺腫の増加、及び肺の肺胞腫瘍 (腺腫とがんの合計) の増加が認められたが、肺胞腫瘍の頻度 (32%) についてはラボの背景データ (18~21%) より高いが、わずかな差で、対照群よりも腫瘍発生までの潛時が短くないことから毒性學(xué)的意義は不確かと考えられた (CLH Report (2013))。
(5) ECHAのRACはラット発がん性試験における雌ラットの乳腺腺がん頻度の増加は中及び高用量群で有意に増加しており、腺腫と腺がんの合計頻度については用量相関性がみられることから、ラットの乳腺の発がん性についてはある程度の証拠があると結(jié)論した。一方、雄マウスの肝臓の腺腫と肺胞腫瘍については、ラボの背景データの範囲內(nèi)で不確かな証拠、または本物質(zhì)投與との関連は不明と結(jié)論した (CLH Report (2013))。
生殖毒性
【分類根拠】
(1)~(4) より、區(qū)分に該當しないとした。
【根拠データ】
(1) ラットを用いた混餌投與での3世代生殖毒性試験において、成長、受精、生殖に影響はみられていない (PATTY (6th, 2012)、農(nóng)薬工業(yè)會「農(nóng)薬技術(shù)情報」8號 (1991))。
(2) ラットを用いた混餌投與での2世代生殖毒性試験において、親動物に甲狀腺への影響がみられる用量 (817 mg/kg/day) で、児動物に哺育期間中の體重増加抑制がみられた。なお、生殖影響として4,300 mg/kg/dayという非常に高い用量で哺育に対する影響がみられたが、通常の生殖毒性試験の上限の用量である1,000 mg/kg/dayを超えているため生殖影響とは考えられていない (CLH Report (2013))。
(3) ラット、ウサギの妊娠期間中にばく露した試験において、胎児毒性、催奇形性はみられていない (PATTY (6th, 2012))。
(4) ラット、ウサギの妊娠期間中にばく露した試験において、胎児毒性、催奇形性はみられていない (CLH Report (2013))。