急性毒性
経口
ラットのLD50値として、4,012 mg/kg (環(huán)境省リスク評価第8巻:暫定的有害性評価シート (2010))、> 5,000 mg/kg (雄)、4,012 mg/kg (雌) (EPA Pesticide (1995))、8,200 mg/kg (ACGIH (7th, 2001))、約8,200 mg/kg (IARC 53 (1991)) の5件の報告がある。ガイダンスの改訂に基づき、最も多くのデータが該當する?yún)^(qū)分外 (國連分類基準の區(qū)分5に相當) とした。(3件が國連分類基準の區(qū)分5に、2件が區(qū)分外に相當する。)
経皮
ウサギのLD50値として、> 2,000 mg/kg (雌雄) (EPA Pesticide (1995))、> 4,000 mg/kg (IARC 53 (1991)) との報告に基づき、區(qū)分外とした。新たな情報 (EPA Pesticide (1995)、IARC 53 (1991)) を追加し、分類を見直した。
吸入:ガス
GHSの定義における固體である。
吸入:蒸気
データ不足のため分類できない。
吸入:粉じん及びミスト
データ不足のため分類できない。なお、ラットのLC50値 (4時間) として、> 0.035 mg/L (EPA Pesticide (1995)) との報告がある。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (7.8×10-13) より高いため、粉じんの基準値を適用した。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
ラットを用いた試験において皮膚刺激性はないとの報告があり、EPA PesticideのカテゴリーでⅣに分類されている (EPA Pesticide (1995))。また、ウサギを用いた皮膚刺激性試験において、本物質(zhì)の20%を含む製剤の適用により6例中5例に軽度の紅斑がみられたが、72時間以內(nèi)に回復した (農(nóng)薬時報別冊『農(nóng)薬技術情報』12號(1992)) との報告がある。一方で、皮膚を刺激するとの記載 (環(huán)境省リスク評価第8巻:暫定的有害性評価シート (2010)、HSDB (Access on June 2014))や、軽度の刺激性があるとの記載 (HSDB (Access on June 2014)) があるが、詳細は不明である。以上の結果から、區(qū)分外 (國連分類基準の區(qū)分3) とした。情報を追加し、ガイダンスに従い分類をおこなった。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
ラットを用いた試験において中等度の眼刺激性との報告があり、EPA PesticideのカテゴリーでⅢに分類されている (EPA Pesticide (1995))。また、中等度の刺激性を有するが回復性がある (HSDB (Access on June 2014)) との報告がある。以上の結果から、區(qū)分2と判斷した?;貜托预摔膜い圃敿殼视涊dがないことから、細區(qū)分をしなかった。なお、ウサギを用いた一次刺激性試験において、本物質(zhì)の20%製剤の適用により、結膜浮腫、分泌物、虹彩の発赤がみられたが処理後14日後に回復した (農(nóng)薬時報別冊『農(nóng)薬技術情報』12號(1992)) との報告がある。
呼吸器感作性
データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
健康な男子29人に対してドレイズ変法によるパッチテストをおこなった結果、陽性反応はみられなかった (農(nóng)薬時報別冊『農(nóng)薬技術情報』12號(1992)) との報告や、5%濃度で皮膚に塗布したボランティア実験で、感作はみられなかった (環(huán)境省リスク評価第8巻:暫定的有害性評価シート (2010)) との報告がある。 また、ラットを用いた試験において感作性なしとの報告がある (EPA Pesticide (1995))。以上の結果から、區(qū)分外と判斷した。
生殖細胞変異原性
ガイダンスの改訂により「區(qū)分外」が選択できなくなったため、「分類できない」とした。すなわち、in vivoでは、マウスの小核試験、ラット及びマウスの染色體異常試験、ラット肝初代培養(yǎng)細胞の不定期DNA合成試験 (UDS試験) で陰性 (ACGIH (7th, 2001)、EPA Pesticide (1995)、 IARC 53 (1991)、農(nóng)薬工業(yè)會:農(nóng)薬安全性情報 (Access on June 2014)) であった。In vitroでは、細菌を用いる復帰突然変異試験、哺乳類培養(yǎng)細胞の遺伝子突然変異試験、染色體異常試験といった多くのデータでいずれも陰性を示している (ACGIH (7th, 2001)、 IARC 53 (1991)、 EPA Pesticide (1995)、NTP DB (Access on July 2014)、農(nóng)薬工業(yè)會:農(nóng)薬安全性情報 (Access on June 2014)) が、哺乳類培養(yǎng)細胞の染色體異常試験及び姉妹染色分體交換試験で陽性の結果 (NTP DB (Access on July 2014)) もある。
発がん性
IARCでグループ3 (IARC 53 (1991))、ACGIHでA4 (ACGIH (7th, 2001))、EPAでグループ E (EPA Pesticide (1995)) に分類されているため、IARC及びACGIHの分類を優(yōu)先し、「分類できない」とした。
生殖毒性
ラットを用いた経口経路での2世代生殖毒性試験において、親動物毒性 (腎臓の病理組織學的病変、尿潛血、尿比重の低下、腎臓の絶対?相対重量増加等) がみられる用量 (1,000 mg/kg/day) においても生殖毒性がみられていない (EPA Pesticide (1995))。 ラット、ウサギを用いた経口経路での催奇形性試験において、母動物毒性がみられる用量においても胎児毒性、催奇形性はみられていないとの報告 (EPA Pesticide (1995))、ラットを用いた経口経路での催奇形性試験において、母動物毒性 (詳細不明) がみられる用量 (1,000 mg/kg/day) において、胎児の成長遅延がみられたが催奇形性や出生後の生存率、発達に影響はみられていないとの報告がある (ACGIH(7th, 2001)、IARC 53 (1991))。 したがって、生殖毒性はないと判斷し區(qū)分外とした。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
ヒトにおいては、吸入経路で気道刺激性、経口経路で吐き気、灼熱感、咳、過剰摂取により嘔吐 (環(huán)境省リスク評価第8巻:暫定的有害性評価シート (2010)、HSDB (Access on June 2014))、実験動物では、経路等詳細不明ながら、脫毛、頻脈、運動失調(diào)、下痢、白血球減少 (HSDB (Access on June 2014)) との記載がある。 以上より、本物質(zhì)は気道刺激性があると考えられ、區(qū)分3 (気道刺激性) とした。
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
マウス及びラットに13週間混餌投與した試験では、いずれも區(qū)分2までの用量の範囲內(nèi)では影響はみられていない (ACGIH (7th, 2001)、EPA Pesticide (1995)、環(huán)境省リスク評価第8巻 (2010))。しかしながら、ラットに2年間混餌投與した試験では、60 mg/kg/dayで肝臓の重量増加及び小葉中心性肝細胞肥大 (ACGIH (7th, 2001)、環(huán)境省リスク評価第8巻 (2010)、IRIS (1992)) が、また、イヌに6ヶ月間混餌投與した試験では、35 mg/kg/dayで肝臓重量増加 (雄のみ) がみられている (ACGIH (7th, 2001)、環(huán)境省リスク評価第8巻 (2010)、IRIS (1992))。米國EPAはイヌ6ヶ月混餌投與試験における肝臓重量増加がみられた35 mg/kg/dayを最小影響量 (LOEL) とし、無影響量 (NOEL) の7 mg/kg/dayより、経口RfD値を算出している (IRIS (1992))。したがって、肝臓には重篤な変化がみられていないが、EPAの見解も勘案し、區(qū)分2 (肝臓) に分類した。
吸引性呼吸器有害性
データ不足のため分類できない。