急性毒性
経口
ラットLD50値: 455 mg/kg (HSDB (Access on July 2013)) 及び484 - 528 mg/kg (IUCLID (2000)) に基づき、區(qū)分4とした。
経皮
ウサギLD50値: > 2,000 mg/kg (IUCLID (2000)、 (HSDB (Access on July 2013)) に基づき、區(qū)分外とした。
吸入:ガス
GHSの定義における液體である。
吸入:蒸気
ラットLC50 (1時(shí)間) 値: 11.02 mg/L (4時(shí)間換算値: 5.51 mg/L=1,512 ppmV) (HSDB (Access on July 2013)) に基づき、區(qū)分3とした。なお、試験濃度 (1,512 ppmV) は飽和蒸気圧濃度 (13,289 ppmV) の90%より低いので、ミストがほとんど混在しないものと判斷して、ppmVを単位とする基準(zhǔn)値を適用した。
吸入:粉じん及びミスト
データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
IUCLID (2000) にはウサギを用いた試験で皮膚刺激性は認(rèn)められなかったとの記述があるが、Sittig (6th, 2012) では皮膚を刺激する可能性があるとの記述があることから、データ不足のため分類できないとした。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012) 及びDFGOT vol.13 (1999) のヒトで蒸気ばく露により眼刺激性が認(rèn)められたとの記述、ならびにICSC (J) (1996) の眼を刺激するとの記述から、區(qū)分2とした。
呼吸器感作性
呼吸器感作性: データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
皮膚感作性: IUCLID (2000) にモルモットで皮膚感作性が認(rèn)められなかったとの記述があるが、List1において明確に感作性を否定する記述がないことから、分類できないとした。
生殖細(xì)胞変異原性
分類ガイダンスの改訂により、「區(qū)分外」が選択できなくなったため、「分類できない」とした。すなわち、In vivoでは、マウス及びラットの赤血球を用いる小核試験、ラットの肝細(xì)胞を用いる小核試験、ラットの肝臓を用いるDNA修復(fù)合成試験で陰性である (PATTY (6th, 2012))。さらに、in vitroでは、細(xì)菌の復(fù)帰突然変異試験 (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012)、NTP DB (Access on June 2013)、IUCLID (2000))、ヒトリンパ球 (PATTY (6th, 2012)) 及びチャイニーズハムスター培養(yǎng)細(xì)胞 (IUCLID (2000)) を用いる染色體異常試験で陰性である。
発がん性
ACGIHでA4に分類されている (ACGIH (7th, 2001)) ことから分類できないとした。分類ガイダンスの改訂に従い、區(qū)分を変更した。
生殖毒性
データ不足のため分類できない。
特定標(biāo)的臓器毒性(単回ばく露)
ヒトへの吸入ばく露で消化器癥狀 (食欲不振、吐気、嘔吐、間欠性の下痢) がみられた (PATTY (6th, 2012)) との記述があり、區(qū)分1 (消化器) に分類した。一方、実験動(dòng)物ではウサギの吸入ばく露試験で眼、呼吸器への刺激に加え、運(yùn)動(dòng)失調(diào)、虛弱などの全身癥狀が報(bào)告されていることから (ACGIH (7th, 2001))、區(qū)分3 (気道刺激性、麻酔作用) とした。
特定標(biāo)的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
ラットを用いた21.5か月間吸入ばく露試験において、區(qū)分2のガイダンス値範(fàn)囲を超える濃度 (ガイダンス値換算濃度: 0.32 mg/L/6 hr) で分類を支持する毒性が認(rèn)められておらず (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012))、吸入経路では區(qū)分外相當(dāng)である。また、ラットを用いた28日間経口投與試験では、試験した最高用量 (33.3 mg/kg/day (90日換算値)) で體重の低値、腎臓重量の増加がみられているが、區(qū)分2のガイダンス値範(fàn)囲上限での影響は不明であり、標(biāo)的臓器を分類するにはデータが質(zhì)的に不十分である。したがって、吸入経路以外の経路でのデータが不足しており、分類できないとした。
吸引性呼吸器有害性
データ不足のため分類できない。