急性毒性
経口
ラットのLD50値として5件(400、360、300、500、および350 mg/kg)の報(bào)告(SIDS (2003))があり、1件が區(qū)分3、4件が區(qū)分4に該當(dāng)することから、該當(dāng)數(shù)の多い區(qū)分4とした。GHS分類:區(qū)分4
経皮
ウサギのLD50値は>200 mg/kg(SIDS (2003))と報(bào)告されているが、區(qū)分を特定できないので分類できない。GHS分類:分類できない
吸入:ガス
常溫で固體(SIDS(2003))である。GHS分類:分類対象外
吸入:蒸気
データなし。GHS分類:分類できない
吸入:粉じん及びミスト
ラットのLC50値は> 5.1 mg/L(粉塵:4時(shí)間ばく露)(SIDS (2003))に基づき、JIS分類基準(zhǔn)の區(qū)分外とした。GHS分類:區(qū)分外
皮膚腐食性及び刺激性
ウサギ2匹の皮膚に本物質(zhì)の80%水溶液0.5gを4時(shí)間の閉塞適用した試験(Test guidelines of the US Department of Transportation)において、4時(shí)間、1日、2日、8日後の紅斑の平均スコアはそれぞれ3.5、4、4、4であり、浮腫の平均スコアは3、3、3、1.5で、腐食性あり(corrosive)との評価(SIDS (2003))に基づき、區(qū)分1とした。GHS分類:區(qū)分1
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
ウサギに本物質(zhì)の粉末50 mgを適用した試験で、最も重度の癥狀は角膜全域が不透明となった混濁であり、試験終了時(shí)の8日目にも癥狀が持続し、不可逆性とみなされ、強(qiáng)い腐食性との評価(SIDS (2003))に基づき、區(qū)分1とした。GHS分類:區(qū)分1
呼吸器感作性
データなし。GHS分類:分類できない
皮膚感作性
モルモットのマキシマイゼーション試験で5匹中1匹に感作が認(rèn)められたとする報(bào)告(SIDS (2003))があるが、試験結(jié)果が不明瞭で結(jié)論付けもされていない。また、モルモットを用いた別の皮膚感作性試験(open epicutaneous test)では感作性なし(SIDS (2003))と報(bào)告されているが、OECDで承認(rèn)された試験方法ではない。その他にも分類の根拠とし得る情報(bào)はなく「分類できない」とした。GHS分類:分類できない
生殖細(xì)胞変異原性
マウスに経口投與後の腸管上皮細(xì)胞を用い、小核を含む核の異常を評価した試験の結(jié)果、十二指腸にのみ異常の増加がみられ、弱い遺伝毒性が示唆された(SIDS (2003))。一方、in vitro試験として、エームス試験、マウスのリンフォーマ試験、CHO細(xì)胞を用いたHGPRT試験、CHO細(xì)胞を用いた染色體異常試験、チャイニーズハムスターのV79細(xì)胞を用いた小核試験など、多種のin vitro変異原性試験においていずれも陽性結(jié)果が報(bào)告されている(SIDS (2003))ことから區(qū)分2とした。GHS分類:區(qū)分2
発がん性
データ不足。なお、7日齢の2種の雑種マウスを用い、18ヵ月間経口投與(4週齢まで強(qiáng)制投與しその後混餌投與)した試験において、対照群と比較し死亡率に有意な影響はなく、また、腫瘍発生率の有意な増加も認(rèn)められなかったと報(bào)告されている(SIDS (2003))が、1用量のみの動物數(shù)の少ない試験であり、また、対象とした臓器や腫瘍の種類も限定的なため分類にはデータ不十分である。GHS分類:分類できない
生殖毒性
ラットの妊娠6~19日に経口投與による発生毒性試験(OECD TG414:GLP)において、母動物に一般毒性として摂餌量低下や體重増加抑制が見られたが、発生毒性または催奇形性を示す徴候がなかった(SIDS (2003))ことにより、仔の発生に対する悪影響はないと判斷されるが、性機(jī)能および生殖能に及ぼす影響に関してはデータがなく不明であり「分類できない」とした。GHS分類:分類できない
特定標(biāo)的臓器毒性(単回ばく露)
ラットに経口投與した試験でLD50値は300~400 mg/kgであり、無緊張と運(yùn)動失調(diào)が観察され(SIDS (2003))、また、別の試験では高用量群で全例が死亡し、癥狀として喘ぎ、間代性痙攣がみられた(SIDS (2003))。さらに、最初に興奮、その後に努力性呼吸と呼吸數(shù)低下が観察された試験(SIDS (2003))もある。一方、吸入試験ではラットに5.1 mg/Lを4時(shí)間のばく露で死亡例はなく、身づくろい、呼吸困難、流涎の癥狀がみられた(SIDS (2003))。以上より、経口投與ではガイダンス値區(qū)分2に相當(dāng)する用量で癥狀が認(rèn)められているが、標(biāo)的臓器の特定が困難なため區(qū)分2(全身毒性)とした。GHS分類:區(qū)分2(全身毒性)
特定標(biāo)的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
データ不足。なお、ラットに5ヵ月間の吸入ばく露により反射能の低下、間欠的興奮など、また、ラットに4ヵ月間の経口投與により興奮増強(qiáng)などの所見が記載されているが、いずれも試験方法が不備または限定的であり、評価には不十分なデータであるとされている(SIDS (2003))ので、分類に用いなかった。GHS分類:分類できない
吸引性呼吸器有害性
データなし。GHS分類:分類できない