急性毒性
経口
【分類根拠】
(1)~(7) より、區(qū)分1とした。
【根拠データ】
(1) ラットのLD50: 2.2 mg/kg (JMPR (1997))
(2) ラットのLD50: 雌: 2.2 mg/kg、雄: 4.1 mg/kg (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))
(3) ラットのLD50: 雌: 2.3 mg/kg、雄: 3.5 mg/kg (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))
(4) ラットのLD50: 3~12 mg/kg (EHC 63 (1986))
(5) ラットのLD50: 雌: 3.4 mg/kg、雄: 6.1 mg/kg (ACGIH (7th, 2003))
(6) ラットのLD50: 雌: 3.7 mg/kg、雄: 6.1 mg/kg (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))
(7) ラットのLD50: 雌: 6.0 mg/kg (ACGIH (7th, 2003))
経皮
【分類根拠】
(1)~(8) より、區(qū)分1とした。
【根拠データ】
(1) ラットのLD50: 1~90 mg/kg (EHC 63 (1986))
(2) ラットのLD50: 4 mg/kg (IPCS PIM G001 (1998))
(3) ラットのLD50: 雌: 4.2 mg/kg、雄: 4.7 mg/kg (ACGIH (7th, 2003)、食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))
(4) ラットのLD50: > 20 mg/kg (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))
(5) ウサギのLD50: 16~34 mg/kg (EHC 63 (1986))
(6) ウサギのLD50: 雄: 33.8 mg/kg (ACGIH (7th, 2003))
(7) ウサギのLD50: 雄: 51 mg/kg、雌: 60 mg/kg (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013)
(8) ウサギのLD50: 雄: 57 mg/kg (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))
吸入: ガス
【分類根拠】
GHSの定義における液體であり、區(qū)分に該當しない。
吸入: 蒸気
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類根拠】
(1)~(3) より、區(qū)分1とした。
なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (0.002 mg/L) よりも高いため、ミストとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。
【根拠データ】
(1) ラットのLC50 (1時間): 0.0098 mg/L (4時間換算値: 0.0025 mg/L) (ACGIH (7th, 2003))
(2) ラットのLC50 (1時間): 雌: 14 ppm (4時間換算値: 0.033 mg/L) (HSDB (Access on May 2020))
(3) ラットのLC50 (1時間): 0.132 mg/L (4時間換算値: 0.033 mg/L) (GESTIS (Access on May 2020))
(4) 本物質(zhì)の蒸気圧: 0.000128 mmHg (20℃) (HSDB (Access on May 2020)) (飽和蒸気圧濃度換算値: 0.002 mg/L)
【參考データ等】
(5) ラットのLC50: 雌: 7.3 mg/L、雄: 12 mg/L: 3時間で全ての動物が死亡 (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類根拠】
(1)~(3) より、區(qū)分に該當しないとした。新しいデータが得られたことから分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】
(1) ウサギを用いた皮膚刺激性試験で、5/6例に軽度の紅斑、全例に浮腫が認められたが、ほとんどの反応は72時間後までに消失した (JMPR (1996))。
(2) ウサギを用いた眼及び皮膚刺激性試験が実施され、眼粘膜及び皮膚に対して軽度の刺激が認められた (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))。
(3) 皮膚刺激性試験において、72時間以內(nèi)に回復する可逆性の反応がみられたという報告と反応がみられなかったという報告がある (GESTIS (Access on May 2020))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類根拠】
(1)~(4) より、區(qū)分に該當しないとした。新しいデータが得られたことから分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】
(1) ウサギを用いた眼刺激性試験で、一過性軽度の眼刺激性が認められた (JMPR (1996))。
(2) NZW ウサギを用いた眼及び皮膚刺激性試験が実施され、眼粘膜及び皮膚に対して軽度の刺激が認められた (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))。
(3) 本物質(zhì)のウサギの眼に対する刺激性は軽微である (GESTIS (Access on May 2020))。
(4) 本物質(zhì)は眼刺激物としては知られていない (HSDB (Access on May 2020))。
呼吸器感作性
【分類根拠】
データ不足のため、分類できない。
皮膚感作性
【分類根拠】
(1)、(2) より、區(qū)分に該當しないとした。新しいデータが得られたことから分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】
(1) モルモットに本物質(zhì) (純度 93.6%) を適用した皮膚感作性試験 において陰性と報告されている (JMPR (1996))。
(2) 本物質(zhì)はモルモットに対して感作性を示さなかった (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013)、GESTIS (Access on May 2020))。
生殖細胞変異原性
【分類根拠】
(1)~(3) より、區(qū)分に該當しないとした。
【根拠データ】
(1) in vivoでは、マウスを用いた優(yōu)性致死試験及びマウスの骨髄細胞を用いた染色體異常試験において陰性の報告がある (JMPR (1996)、食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))。
(2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陽性及び陰性、チャイニーズハムスター卵巣細胞を用いた突然変異試験及び姉妹染色分體交換試験で陽性、ラット初代培養(yǎng)肝細胞を用いた不定期DNA合成試験で陰性の報告がある (JMPR (1996)、食安委 農(nóng)薬評価書 (2013)、ACGIH (7th, 2003))。
(3) 食安委農(nóng)薬評価書において「生體において問題となる遺伝毒性はないものと考えられた」との記載がある (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))。
発がん性
【分類根拠】
利用可能なヒトを?qū)澫螭趣筏繄蟾妞悉胜ぁ?1)~(3) より區(qū)分に該當しないとした。
【根拠データ】
(1) 國內(nèi)外の分類機関による既存分類では、ACGIHでA4 (ACGIH (7th, 2003))、EPAでNL (Not Likely to be Carcinogenic to Humans) (EPA Annual Cancer Report 2019 (Access on July 2020):2000年分類) に分類されている。
(2) 雌雄のラットに本物質(zhì)を2年間強制経口投與した慢性毒性/発がん性併合試験において、雌で肝細胞腫瘍の発生に有意な用量相関が認められたが、発生頻度は低く発生率は背景データの範囲內(nèi)であったことから、本物質(zhì)投與に発がん性を示す証拠はないとした (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))。
(3) 雌雄のマウスに本物質(zhì)を18ヵ月間混餌投與した発がん性試験では、本物質(zhì)の投與により発生頻度の増加した腫瘍性病変は認められなかった (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))。
生殖毒性
【分類根拠】
(1) より、親動物に脳アセチルコリンエステラーゼ (AChE) 活性低下、體重増加抑制、神経系への影響等がみられ、雄親動物に交尾率及び授精率低下、雌親動物に黃體數(shù)減少がみられた。生殖毒性が親動物毒性の二次的影響とは実証されないため區(qū)分2とした。なお、新たな情報源を用いたことにより、舊分類から分類結(jié)果を変更した。
【根拠データ】
(1) ラットを用いた混餌投與による2世代繁殖試験において、0.5 mg/kg/day群のP親動物の雌雄で脳AChE活性低下、雌で運動失調(diào)、振戦、縮瞳、流涎、F1親動物の雌雄で成長抑制、體重増加抑制、脳AChE活性低下、雄で精巣及び精巣上體絶対重量低下、交尾率及び授精率低下、雌で卵巣相対重量低下、黃體數(shù)減少がみられている。児動物では、0.5 mg/kg/day群のF1世代の雌雄で體重増加抑制、脳AChE活性低下、F2世代の雄で成長抑制がみられている (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))。なお、本評価書には、「精巣及び精巣上體絶対重量の低下では體重増加抑制に関連していることが示唆され、交尾率及び授精率が対照群より低下し、精巣重量の低下と関連していると考えられた?!工扔涊dされている。
【參考データ等】
(2) 雌ラットの妊娠6~15日に強制経口投與した発生毒性試験において、母動物毒性 (流涎、振戦、死亡 (死亡率: 29.2%)) がみられる用量においても胎児に影響はみられていない (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))。
(3) 雌ウサギの妊娠7~19日に強制経口投與した発生毒性試験において、母動物毒性 (死亡 (1/20)、補正體重減少、赤血球AChE活性低下) がみられる用量においても胎児に影響はみられていない (食安委 農(nóng)薬評価書 (2013))。