急性毒性
経口
ラットを用いた経口投與試験のLD50値5,129 mg/kg、3,636 mg/kg、1,830 mg/kg (DFGOT vol.2 (1991))の內(nèi)、最小値1,830 mg/kgから區(qū)分4とした。EU分類はXn; R21/22である(EU-Annex I)。
経皮
ウサギを用いた経皮投與試験のLD50値>5,000 mg/kg (IUCLID (2000))から、區(qū)分外とした。EU分類はXn; R21/22である(EU-Annex I)。
吸入
吸入(粉じん): ラットを用いた粉じん吸入ばく露試験(4時(shí)間)において最高用量0.704 mg/Lで死亡が見られなかった(DFGOT vol.2 (1991))ことからL(zhǎng)C50値は>0.704 mg/Lと考えられるが、區(qū)分を特定できないため、分類できない。
吸入(蒸気): データがないので分類できない。
吸入(ガス): GHS定義上の固體であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。
皮膚腐食性?刺激性
ウサギを用いた皮膚刺激性?腐食性試験(OECD TG 404)及び、ラットに2,000 mg/kgを24時(shí)間投與した試験で「皮膚刺激性なし」(IUCLID (2000))との記述がある。一方、ウサギの剃毛した有傷?無傷皮膚に4時(shí)間投與した試験で「moderately irritating」(IUCLID (2000))との記述や、本物質(zhì)のナトリウム塩をウサギに24時(shí)間投與した試験で腐食性(IUCLID (2000))との記述がある。以上より、分類できないとした。
眼に対する重篤な損傷?刺激性
ウサギを用いた試験で「結(jié)膜と虹彩の顕著な発赤と腫脹、角膜混濁が7日目にも見られた」(DFGOT vol.2 (1991))旨の記述があり、HSDB(2003)にも、ウサギを用いた試験において「0.05%溶液の眼への適用で角膜混濁を生じる」、「角膜の腐食、結(jié)膜の炎癥や潰瘍、虹彩炎などを生じ、21日間で不可逆的である」旨、記述されているので、區(qū)分1とした。EU分類はXi; R41である(EU-Annex I)。
呼吸器感作性又は皮膚感作性
皮膚感作性:ヒトについては、31名の健常人への5%溶液を用いたパッチテスト、66名の健常人への20%溶液を用いたパッチテストなどで「陽性例は見られていない」が、「0.2~3%の患者が本物質(zhì)に感作性を示す」旨の報(bào)告がある(DFGOTvol.2(1991))。実験動(dòng)物については、モルモット15匹を用いたMaximization試験で半數(shù)以上の動(dòng)物に「弱い発赤」が見られる(DFGOTvol.2(1991))等、複數(shù)の試験で陽性反応が記述されている。以上から、區(qū)分1とした。EU分類はR43(EU-AnnexI)、ドイツMAKリストの表示はSh(ACGIH-TLV/BEI(2005))である。
呼吸器感作性:データがないので分類できない。
生殖細(xì)胞変異原性
體細(xì)胞in vivo変異原性試験(マウス赤血球を用いた小核試験)が「陰性」(HSDB(2003))との記述に基づき、區(qū)分外とした。in vitroでのラット肝細(xì)胞を用いた不定期DNA合成試験、CHO細(xì)胞を用いた前進(jìn)突然変異(HGPRT)試験、ネズミチフス菌を用いた復(fù)帰突然変異試験においても「陰性」(HSDB (2003))との記述がある。
発がん性
主要な國際的評(píng)価機(jī)関による評(píng)価がなされておらず、データもないので分類できない。
生殖毒性
ラットを用いた出生前発達(dá)毒性試験(OECD TG 414、GLP)において、母動(dòng)物に「呼吸困難、體重増加の有意な抑制」が見られる用量で、妊娠率や胎児への影響は見られなかった(HSDB(2003)、IUCLID(2000))旨、記述されているが、生殖機(jī)能への影響に関するデータがないので、分類できない。
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(単回ばく露)
粉じんに吸入ばく露されたラットで「鼻、粘膜への一時(shí)的な刺激」(DFGOT vol.2 (1991))、「気道刺激性」(ICSC(1997))との記述から、區(qū)分3(気道刺激性)とした。 なお、ヒトについて、本物質(zhì)へのばく露後に「左顔面麻痺」を呈した癥例がHSDB(2003)に報(bào)告されているが、一例のみであり、一貫性のある影響かどうか判斷できないため採用しない。動(dòng)物については、400 mg/kgを単回経口投與されたラットで「肝臓のミトコンドリアや小胞の増加、粗面小胞體の変化、毛細(xì)膽管の拡張などが見られる」(HSDB(2003))旨の記述があるが、重大な影響とは考えられないため、採用しない。
特定標(biāo)的臓器?全身毒性(反復(fù)ばく露)
ラットを用いた24ヶ月間混餌投與試験で、21.0 mg/kg以上を投與された群において「腎臓の重量増加及び組織病理學(xué)的な変化(雄ラットで腎乳頭壊死、腎皮質(zhì)の拡張、線維化)、脳の重量の変化及び組織病理學(xué)的な変化」(HSDB(2003))が、また、ウサギを用いた21日間経皮投與試験(15回投與)において160 mg/kg(90日換算値26.7 mg/kg)投與群に「肝臓の膽管周囲炎、膽管の増殖」(HSDB(2003))が報(bào)告されている。以上から、區(qū)分2(脳、腎臓、肝臓)とした。
吸引性呼吸器有害性
データがないので分類できない。