急性毒性
経口
ラットLD50値は272 mg/kgおよび225 mg/kg (いずれもSIDS (2003))に基づき區(qū)分3とした。GHS分類:區(qū)分3
経皮
ラットに2000 mg/kgを投與し死亡例はなく、LD50値は >2000 mg/kg (SIDS (2003))に基づき區(qū)分外とした。GHS分類:區(qū)分外
吸入:ガス
GHSの定義における固體である。GHS分類:分類対象外
吸入:蒸気
データなし。GHS分類:分類できない
吸入:粉じん及びミスト
ラットに6.7 mg/L(粉塵)を4時間ばく露した試験(OECD TG403)で、死亡例はなく、LC50値は>6.7 mg/L(SIDS (2003))に基づき、區(qū)分外とした。GHS分類:區(qū)分外
皮膚腐食性及び刺激性
ウサギ3匹の皮膚に本物質(zhì)の50%希釈液0.5gを半閉塞適用(4時間)した試験(OECD TG404)で、適用4時間後2匹に軽微な紅斑が観察されたのみで、24、48、および72時間の観察時點では刺激癥狀は見られず、平均刺激性スコア(PDII)は0で刺激性なし(not irritating)との結(jié)果(SIDS (2003))により區(qū)分外とした。GHS分類:區(qū)分外
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
ウサギ3匹の結(jié)膜嚢に未希釈の本物質(zhì)0.51mgを適用した試験(OECD TG405)で、軽微な角膜混濁が1~2匹に8日目まで、軽度~明瞭な結(jié)膜の発赤と浮腫が3匹全例に72時間まで観察された。3匹中2匹で回復(fù)が見られ、1匹は8日目に結(jié)膜発赤と軽度の角膜混濁、角膜炎を示したが、虹彩には各動物共各観察時點で影響がなかった。平均刺激指數(shù)が、角膜混濁は0.6、虹彩炎は0.0、結(jié)膜発赤は1.8、結(jié)膜浮腫は0.6であり(SIDS (2003))、角膜混濁と虹彩炎で1未満、結(jié)膜の発赤と浮腫で2未満であったことから、區(qū)分外とした。GHS分類:區(qū)分外
呼吸器感作性
データなし。GHS分類:分類できない
皮膚感作性
データなし。GHS分類:分類できない
生殖細(xì)胞変異原性
ラットに75週間混餌投與による精原細(xì)胞を用いた染色體異常試験(生殖細(xì)胞 in vivo変異原性試験)で陰性(SIDS (2003))、マウスの腹腔內(nèi)投與による骨髄細(xì)胞を用いた染色體異常試験および経口投與による末梢血を用いた小核試験(體細(xì)胞 in vivo変異原性試験)で陰性(NTP DB (Access on May 2012)、SIDS (2003))の結(jié)果により區(qū)分外とした。なお、マウスの骨髄細(xì)胞を用いた姉妹染色分體交換試験(體細(xì)胞 in vivo遺伝毒性試験)では、腹腔內(nèi)投與により陰性、経口投與により陽性の結(jié)果(SIDS (2003))が報告され、in vitro試験としてはエームス試験およびCHO細(xì)胞を用いた染色體異常試験でいずれも陰性(NTP DB (Access on May 2012))が報告されている。GHS分類:區(qū)分外
発がん性
IARCの発がん性評価でグループ3である(IARC 51(1991))ことから「分類できない」とした。なお、ラットおよびマウスの2年間の強(qiáng)制経口投與による発がん性試験において、両動物種雌雄共発がん性の証拠は得られなかった(NTP TR 473 (1998))と報告されている。GHS分類:分類できない
生殖毒性
マウスを用い18週間の継続交配中に混餌投與した試験(RACB protocol)において、高用量(500 mg/kg/day)で同腹生存仔數(shù)の減少および出産回數(shù)の減少(NTP RACB 84074 (1985))に加え、妊娠ラットの器官形成期に混餌投與した試験では中用量(218 mg/kg/day)以上で同腹生存胎仔數(shù)の減少(NTP TER 84110 (1985))がみられ、さらに妊娠マウスの器官形成期に飲水投與した試験では、吸収胚、死亡胎仔、および異常生存仔の割合が増加し、奇形胎仔を含む同腹仔の割合および外表奇形の発生率が増加傾向を示した(NTP TER 84111 (1985))。これらの結(jié)果に基づき、同じ用量で親動物に脫毛、體重増加抑制、摂餌量低下などの一般毒性も認(rèn)められることから、區(qū)分2とした。さらに、喘息のため母親が本物質(zhì)を投與された新生児12人中3人の乳児に、副作用として頻脈および一過性の神経過敏が認(rèn)められた(SIDS (2003))との事例報告があり、本物質(zhì)の醫(yī)薬品添付文書にも、母乳中に移行し、乳児に神経過敏を起こすことがあり、投與中は授乳を避けさせる(醫(yī)療用醫(yī)薬品集(2010))との記載があり、「追加區(qū)分:授乳に対する又は授乳を介した影響」とした。GHS分類:區(qū)分2、追加區(qū)分:授乳に対する又は授乳を介した影響
特定標(biāo)的臓器毒性(単回ばく露)
本物質(zhì)は気管支拡張剤として醫(yī)薬品に使用され、過量投與による中毒癥狀として、頭痛、不眠、不安、興奮、痙攣、せん妄、意識障害、昏睡等の精神神経癥狀、頻脈、心室頻拍、心房細(xì)動、血圧低下等の心血管癥狀が記載されている(醫(yī)療用醫(yī)薬品集 (2010))。本物質(zhì)で自殺を図った50歳女性の事例報告があり、入院時に昏睡狀態(tài)となり、數(shù)回の全身性痙攣を発癥し、検査の結(jié)果、頻呼吸、呼吸困難、末梢性チアノーゼに加え、心室の頻拍と細(xì)動が認(rèn)められた(SIDS (2003))。また、別の事例では神経障害の既往歴のない2人の患者が本物質(zhì)の過量投與により痙攣発作を起こしたことが報告されている(SIDS (2003))。以上より、區(qū)分1(神経系、心血管系)とした。.なお、動物試験ではラットに1000 mg/kg(區(qū)分2相當(dāng))を経口投與により、痙攣、呼吸促進(jìn)、閉瞼、流涎の癥狀が観察されている(SIDS (2003))。GHS分類:區(qū)分1(神経系、心血管系)
特定標(biāo)的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
本物質(zhì)は気管支拡張剤として醫(yī)薬品に使用され、過量投與による中毒癥狀には、頭痛、不眠、不安、興奮、痙攣、せん妄、意識障害、昏睡等の精神神経癥狀、頻脈、心室頻拍、心房細(xì)動、血圧低下等の心血管癥狀が記載されている(醫(yī)療用醫(yī)薬品集(2010))。1980~1990年に報告された本物質(zhì)の毒性に関する包括的要約によれば、副作用の多くは、神経系癥狀と心血管系癥狀の2つのカテゴリーに入る。実際に、198人に痙攣発作がみられ、心血管系の合併癥として不整脈の発生率が最も高く、525人の患者で洞性頻脈から心室頻脈または細(xì)動までの異常伝導(dǎo)がみられ、63人の死亡が報告されている(SIDS (2003))。また、中毒に至った成人9人の事例報告があり、50歳以上の患者では低血圧および心律動異常のような重度の毒性癥狀が共通に見られ、3人に痙攣が、全例に頻脈が、4人に低血圧が発生し、3人が死亡し、全て痙攣、低血圧を伴い最終的に心血管停止となった(SIDS (2003))。以上の報告に基づき、區(qū)分1(神経系、心血管系)とした。なお、ラットおよびマウスに経口投與による14週間反復(fù)投與試験の結(jié)果が報告されているが、各試験とも重大な毒性影響を示す所見は報告されていない(NTP TR 473 (1998))。GHS分類:區(qū)分1(神経系、心血管系)
吸引性呼吸器有害性
データなし。GHS分類:分類できない