急性毒性
経口
ラットのLD50値として、108 mg/kg (ACGIH (7th、2013))、540 mg/kg (PATTY (6th, 2012)、産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (1989)) との2件の報告がある。區(qū)分3と區(qū)分4とに1件づつ該當(dāng)するので、LD50値の最小値が該當(dāng)する?yún)^(qū)分3とした。
経皮
ウサギのLD50値として、580 mg/kg (PATTY (6th, 2012))、820 mg/kg (ACGIH (7th、2013)、産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (1989))、580-820 mg/kg (NTP TR 566 (2011)) との報告に基づき、區(qū)分3とした。
吸入:ガス
GHSの定義における液體である。
吸入:蒸気
ラットのLC50値 (4時間) として、4,000 ppm との報告 (PATTY (6th, 2012)、NTP TR 566 (2011)、産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (1989)) に基づき、區(qū)分4とした。
吸入:粉じん及びミスト
データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
ウサギを用いた試験において腐食性を示したとの報告が多數(shù)ある (ACGIH (7th, 2013)、IUCLID (2000))。また本物質(zhì)は刺激性が強く、接觸によりその部位の皮膚が損傷される (産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (1989)) との記載がある。以上より區(qū)分1とした。なお、本物質(zhì)はACGIHで「Skin」、EU DSD 分類において「C:R35」、EU CLP分類において「H314 Skin Corr. 1A」に分類されている。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
ウサギを用いた試験において腐食性がみられたとの記載がある (ACGIH (7th, 2013))。ヒトの接觸事故で強度の眼傷害がみられたとの報告 (ACGIH (7th, 2013)) や、接觸により粘膜が損傷する (産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (1989)) との記載がある。また、本物質(zhì)は本分類の皮膚刺激性/腐食性において區(qū)分1とされている。以上より、區(qū)分1とした。
呼吸器感作性
呼吸器感作性:データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
皮膚感作性:データ不足のため分類できない。なお、マウス耳介腫脹試験において感作性なしとの報告がある (IUCLID (2000)、ACGIH (7th, 2013)) が、試験條件等の詳細(xì)不明であるため分類に用いるには不十分なデータと判斷した。
生殖細(xì)胞変異原性
ガイダンスの改訂により「區(qū)分外」が選択できなくなったため、「分類できない」とした。すなわち、in vivoでは、ラットの優(yōu)性致死試験、ラット及びマウスの小核試験、ラット腎臓の不定期DNA合成試験でいずれも陰性である (ACGIH (2001)、NTP DB (Access on July 2014)、NTP TR566 (2011)、IUCLID (2000))。In vitroでは、細(xì)菌の復(fù)帰突然変異試験で陰性である (NTP DB (Access on July 2014)、NTP TR566 (2011)、ACGIH (2001)、IUCLID (2000))。以上より、in vitroでは染色體異常試験、遺伝子突然変異試験のデータはないが、in vivo試験で陰性のためin vivoでの変異原性はないと判斷した。なお、ジエチルアミンは亜硝酸とともに投與した場合、変異原性を示すとの情報がある (DFGOT vol. 1 (1991))。
発がん性
ACGIH (1994) でA4に分類していることより、「分類できない」とした。
生殖毒性
データ不足のため分類できない。 本物質(zhì)に関する情報はない。なお、SIDS SIAP (2013) では、DMA (Dimethylamine:CAS 124-40-3) とDBA (Dibutylamine: CAS 111-92-2) の催奇形性試験結(jié)果とDPeA (3 isomers*の混合物) の反復(fù)投與毒性?生殖毒性併合試験の結(jié)果からリードアクロスにより評価しており、生殖影響はないとしている。 *DPeA:下記3アイソマーの混合物 Dipentylamine:CAS 2050-92-2 I-(2-methylbutyl)-1-pentanamine: CAS 61361-18-0 2-Methyl-N- (2-methylbutyl)-1-butanamine: CAS 27094-65-1
特定標(biāo)的臓器毒性(単回ばく露)
本物質(zhì)は、腐食性、気道刺激性による局所影響が主體である (産衛(wèi)學(xué)會許容濃度の提案理由書 (1989)、PATTY (6th, 2012)、SIAP (2013)、HSDB (Access on June 2014))。ヒトにおいては、蒸気の吸入ばく露により、喘鳴、呼吸困難、上気道の傷害、肺水腫、肺炎を起こすとの報告がある。本物質(zhì)の噴出事故で顔にばく露した事故例では、強い肺の刺激性がみられ、重度の呼吸困難、肺炎を併発した。経口ばく露では、食道の火傷、喘鳴、流涎、嘔吐を引き起こす場合がある (ACGIH (7th, 2013))。 実験動物のデータは少ないが、ヒトと同様、気道刺激性があり、マウスで呼吸率の低下の報告がある (ACGIH (7th, 2013))。舊分類で記載の脂肪肝変性については、List 3のRTECSからの情報であるため、採用しなかった。 以上より、気道刺激性が主な影響であるが、肺の傷害もみられるため、區(qū)分1 (呼吸器) とした。
特定標(biāo)的臓器毒性(反復(fù)ばく露)
ヒトでの反復(fù)ばく露による有害性の知見はない。 実験動物では、ラット及びマウスに本物質(zhì)の蒸気を17日間、14週間又は105週間、吸入ばく露したNTP試験において、區(qū)分1該當(dāng)濃度 (31-1,255 ppm (ガイダンス値換算: 0.071-0.188 mg/L/6 hr)) から、呼吸器の傷害 (鼻腔呼吸上皮の炎癥、過形成、扁平上皮化生、嗅上皮の萎縮、鼻甲介の炎癥、壊死) が認(rèn)められた (NTP TR566 (2011)、ACGIH (7th, 2013))。なお、NTP試験のうち、ラット及びマウスの14週間吸入ばく露試験では區(qū)分1該當(dāng)濃度 (32 ppm: 0.096 mg/L/6 hr) で精子の運動性低下がみられ、マウスでは加えて區(qū)分2該當(dāng)濃度 (125 ppm: 0.375 mg/L/6 hr) で性周期の延長がみられたが、精子數(shù)に変化はなく、雌雄の生殖器官に組織學(xué)的に異常は認(rèn)められていない。また、ACGIHにはウサギに本物質(zhì)蒸気を6週間吸入ばく露した試験では、區(qū)分1相當(dāng)濃度 (50-100 ppm: 0.080-0.16 mg/L/6 hr (ガイダンス値換算)) で、呼吸器以外に肝実質(zhì)細(xì)胞の変性、腎炎がみられた (ACGIH (7th, 2013)) との記述があり、肝臓、腎臓が標(biāo)的臓器とも考えられるが、この原著は古く (1951年)、以後に行われたラット、マウスの試験では肝臓、腎臓への影響を懸念する所見は全くみられておらず、ウサギにおける肝臓、腎臓の組織変化は分類に利用するには適切性を欠く所見と判斷した。以上より、區(qū)分1 (呼吸器) とした。
吸引性呼吸器有害性
データ不足のため分類できない。